110m障害で歴史的5位、泉谷駿介まだある伸びしろ「○×△○○××○×○」 陸連投稿に驚きの声
ブダペスト世界陸上は21日(日本時間22日)、男子110メートル障害決勝が行われ、3大会連続3度目の出場となった日本記録保持者・泉谷駿介(住友電工)は13秒19で5位だった。男女通じ、五輪を含めて日本人初の決勝進出という快挙を成し遂げての激走だったが、日本陸連は泉谷の“伸びしろ”を提示。「さらに上位に進出できる可能性がある」と分析し、ファンも驚きの声を上げている。
ブダペスト世界陸上
ブダペスト世界陸上は21日(日本時間22日)、男子110メートル障害決勝が行われ、3大会連続3度目の出場となった日本記録保持者・泉谷駿介(住友電工)は13秒19で5位だった。男女通じ、五輪を含めて日本人初の決勝進出という快挙を成し遂げての激走だったが、日本陸連は泉谷の“伸びしろ”を提示。「さらに上位に進出できる可能性がある」と分析し、ファンも驚きの声を上げている。
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世界の8人に選ばれた泉谷は6レーンから飛び出し、3連覇を目指すホロウェイら世界の強豪と互角に渡り合った。中盤以降、競り負けたものの5位入賞。メダルまで0.1秒差という堂々の走りで世界に存在感を示した。
レースを終え、日本陸連公式X(旧ツイッター)は決勝を走った8人に改めて注目。「何台目のハードルを『倒した』か『引っかけた』か」をスロー映像で確認し、その結果を示した。「僅かに『かすって』ハードルが動かなかったようなものは動画でははっきりしないため『クリア』とした」とも説明。
「○」はクリア、「△」はハードルが傾いた、「×」はハードルが倒れたで表現。タイム順で下記の通りになったという。(●が泉谷)
1) 12.96
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
2) 13.07
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
3) 13.09
○ ○ ○ ○ × ○ ○ ○ ○ ○
4) 13.16
○ △ ○ ○ ○ ○ × ○ ○ ○
●5)13.19
○ × △ ○ ○ × × ○ × ○
6) 13.26
○ ○ ○ × △ ○ ○ ○ ○ ○
7) 13.28
○ ○ ○ ○ × ○ △ × ○ ×
8) 13.32
○ ○ ○ ○ × ○ ○ ○ × ×
日本陸連はこのデータについて「上位の選手ほどほとんど引っかけたり倒したりしていない傾向にあった」とメダリストらがほぼ完璧にクリアしていったことを確認。その上で「泉谷駿介は8人の中で最多の4台を倒し1台を傾けたが、それでも5着に踏みとどまったのは、力がある証拠」と分析。「つまり、今後の世界大会でほとんど引っかけずに走れれば、より早いタイムでさらに上位に進出できる可能性があるということになろう」といった見解を示した。
ファンからは「10台とも綺麗にクリアできたその日にはメダルが見えるはず!」「泉谷こんだけ引っかけて両足攣っててこのタイムなのか」「こんなのもツイートしてくれるんだ!」「泉谷選手2台目を倒してるのにほとんどバランスを崩さないのが凄い」「ということは、さらなる進化とメダルを期待できるってこと!」などと驚きの声が上がっていた。
日本陸連によれば「参考までに、6月の日本選手権で13秒04の日本新記録をマークした時は、10台目のみを引っかけたがハードルが倒れることはなかった」という。泉谷にはまだかなりの伸びしろがありそうだ。
(THE ANSWER編集部)