驚きの大激戦100m決勝2~4位が9秒88 差は0.003秒、メダル逃した4位が3位選手称賛「凄く努力してた」【世界陸上】
ブダペスト世界陸上は20日(日本時間21日)、男子100メートル決勝が行われ、昨年大会で日本人過去最高の7位入賞を果たしたサニブラウン・ハキーム(東レ)が10秒04(無風)で6位に入った。ノア・ライルズ(米国)が今季世界最高9秒83で金メダル。2~4位は9秒88で3人が並ぶ大激戦となり、1000分の3秒差でメダルを逃した4位のオブリク・セビリア(ジャマイカ)は「ここで自己ベストを出せたのは特別だ」と誇った。
ブダペスト世界陸上
ブダペスト世界陸上は20日(日本時間21日)、男子100メートル決勝が行われ、昨年大会で日本人過去最高の7位入賞を果たしたサニブラウン・ハキーム(東レ)が10秒04(無風)で6位に入った。ノア・ライルズ(米国)が今季世界最高9秒83で金メダル。2~4位は9秒88で3人が並ぶ大激戦となり、1000分の3秒差でメダルを逃した4位のオブリク・セビリア(ジャマイカ)は「ここで自己ベストを出せたのは特別だ」と誇った。
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メダルまで1000分の3秒、わずか数センチ届かなかった。レースはライルズが力強く抜け出し金メダルを獲得したが、2位以下は大混戦。表示されたタイムは2~4位まで9秒88だった。しかし、2位のテボゴ(ボツワナ)が9秒873、3位ヒューズ(英国)が9秒874でメダルを獲得し、9秒877だった4位セビリアはメダルを逃した。
9秒8台を出しながらメダルに届かないというハイレベルな世界最速決定戦。ジャマイカ紙「ジャマイカ・オブザーバー」公式X(旧ツイッター)が投稿したレース後の動画によると、0.003秒で涙を呑んだセビリアは「もちろん落胆はしているけれど、自分が世界選手権でこれほど速く走れるとは誰も想像していなかったと思う」「この大会で自己ベストを出せたのは特別だ」と予選で自己ベストを叩き出したことも喜んだ。
一方で、同じコーチに師事している3位ヒューズについて「とても嬉しく思う。銅メダルは彼にとって特別なものだと知っているし、彼はとても努力していたから。我々はお互いに知った者同士だからね」とライバルを潔く称賛し、さらに祝福した。
(THE ANSWER編集部)