プロ8年目で涙の初V、蛭田みな美がパターイップス乗り越えた「ワケわからない理論」 秘訣は笑顔
女子ゴルフの国内ツアー・CATレディースは20日、神奈川・大箱根CC(6638ヤード、パー72)で最終日が行われた。首位タイで出た蛭田みな美(ユアサ商事)が13アンダーで並んだ西郷真央(島津製作所)とのプレーオフ(PO)を制し、プロ8年目で涙のツアー初優勝を成し遂げた。
国内ツアー・CATレディース
女子ゴルフの国内ツアー・CATレディースは20日、神奈川・大箱根CC(6638ヤード、パー72)で最終日が行われた。首位タイで出た蛭田みな美(ユアサ商事)が13アンダーで並んだ西郷真央(島津製作所)とのプレーオフ(PO)を制し、プロ8年目で涙のツアー初優勝を成し遂げた。
蛭田は西郷を1打差でリードして最終18番パー5へ。決めれば優勝のパーパットを迎えたが、カップに嫌われてプレーオフに突入。同じく18番パー5で行われ、ティーショットを右へ大きく曲げてしまう。2打目もラフから抜け出せられなかったが、3打目で起死回生のスーパーショット。ピン1メートルにつけ、バーディーを奪って初優勝となった。
会見で、正規の18番でのパーパットを「入れようとしちゃいましたね」と回顧。キャディーの父・宏さんに「全然大丈夫だ」と言われて持ち直したと明かした。「ショットもパットも悪い時期が本当ずっと続いた」と苦悩もあったそうで、2年前からはパターイップスの症状も。それでも「笑いながらやる」ことでリラックスを心掛けた。昨年のQTでも笑いながらパットを打っていたという。
「今はまだマシって感じですね。ワケ分からない理論でやってます」と明るい26歳。来季シード権も獲得。「それが一番うれしい」と喜んだ。「見てて癒されるようなプロになりたい」とこの先も笑顔を忘れない。
(THE ANSWER編集部)