満塁弾を放った瞬間の観客席の様子とは

　米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は18日（日本時間19日）、本拠地レイズ戦に「2番・DH」で先発出場。1-1で迎えた2回に、右翼席へ43号満塁弾を放ったが、その瞬間、本拠地のエンゼルスタジアムが熱狂に包まれMVPコールも沸き上がった。米メディアが内野席から撮影された動画を公開している。

　米メディア「FOX 11 ロサンゼルス」は公式X（旧ツイッター）に、一塁側スタンドの1階席から撮影された映像を投稿した。2回2死満塁の場面で、マウンド上のレイズ先発ラミレスが2球目を投じると、大谷が渾身のスイング。打球が快音とともに薄暗くなった空へ大きく打ち上がる。その瞬間、客席のファンは絶叫。右翼席に吸い込まれるとスタジアムは大歓声に包まれた。

　殊勲の大谷がゆっくりとダイヤモンドを回る。その姿にファンからは悲鳴のような歓声が送られたが、大谷がホームに戻ると拍手とともにスタジアム全体を包み込むようにして、大音量の「MVP」コールが沸き上がっていた。

　最高の形で序盤に5-1とリードを広げたエンゼルスだったが、その後投手陣が踏ん張れず。6-6の9回には守りで起死回生のトリプルプレーが飛び出したものの、延長10回に3点を奪われ6-9で敗れた。