世界デビューする日本の24歳女子ハードラー 田中佑美は「あ、求められてるんや~」と期待に笑顔
ブダペスト世界陸上は19日に開幕する。18日は各国の選手たちが会場で練習。最終調整した初出場の女子100メートル障害・田中佑美(富士通)は、“世界デビュー”へ「ぜんぶ全力」と出し切ることを誓った。
ブダペスト世界陸上が19日開幕
ブダペスト世界陸上は19日に開幕する。18日は各国の選手たちが会場で練習。最終調整した初出場の女子100メートル障害・田中佑美(富士通)は、“世界デビュー”へ「ぜんぶ全力」と出し切ることを誓った。
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日本選手権3位の24歳が世界に挑む。田中はワールドランキングで出場権を勝ち取った初の世界陸上。この日は気温30度に迫りながら、日本のような湿気はない過ごしやすい晴天のもとで最終調整した。22日の予選、23日の準決勝、たどり着けば日本人初となる決勝の3本を見据えたレースプランを問われると、「ぜんぶ全力」と明るく笑った。
関大一高時代にインターハイを連覇すると、立命大では関西インカレ4連覇、2019年に日本インカレ優勝。21年に名門・富士通に入社し、心も独り立ちするため、関東の筑波大へ拠点を移した。世界陸上出場へポイントを稼ぐため、今年1、2月に欧州、オーストラリアに遠征。海外レースで逞しさを増し、今季は飛ぶ鳥を落とす勢いで躍進した。
4月の織田記念国際は日本人4人目の12秒台となる12秒97で優勝。5月も木南記念で12秒91(2位)、セイコーゴールデングランプリ(GGP)で12秒89(2位)と立て続けに自己ベストを塗り替えた。