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井上尚弥の「この45秒間の行動は野蛮だ!」 相手が首振り戦意喪失、英識者が思い返した戦慄KO劇

ボクシングの世界スーパーバンタム級2団体王者・井上尚弥(大橋)はこれまで数々のKO劇を演じてきた。なかでも、わずか259秒で葬った2019年5月のエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)戦について、英ボクシング識者がスポットライトを浴びせた。

世界スーパーバンタム級2団体王者・井上尚弥【写真:荒川祐史】
世界スーパーバンタム級2団体王者・井上尚弥【写真:荒川祐史】

259秒KOを飾ったロドリゲス戦の幕切れに改めて注目

 ボクシングの世界スーパーバンタム級2団体王者・井上尚弥(大橋)はこれまで数々のKO劇を演じてきた。なかでも、わずか259秒で葬った2019年5月のエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)戦について、英ボクシング識者がスポットライトを浴びせた。

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 この衝撃は色あせない。英ボクシング専門ポッドキャスト番組「トレーディング・レザー」の司会者スティーブ・ボックスマン氏が自身のX(旧ツイッター)で投稿したのは2019年5月に行われたワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級準決勝で、井上が戦ったロドリゲス戦の2回の映像だ。

 開始25秒あたりから公開され、接近戦から井上の左ショートが顔面に炸裂。もろに食らったロドリゲスが倒れると、止まらない。さらに再開直後、左右の連打で右ボディーを打ち込むと、ロドリゲスは跪き、「無理だ」と言わんばかりに首を振った。

 なんとか立ち上がったものの、井上はコーナー付近に追い込んでラッシュを浴びせ、3度目のダウンを奪取。19連勝中だったロドリゲスにわずか259秒でKO勝ちを収め、モンスターのあまりの強さにスコットランド・グラスゴーの会場は衝撃が走った。

 投稿では「45秒の苦痛」と評し、ボックスマン氏は「マニー・ロドリゲスのようなとても優れたボクサー(そして他の多くのボクサー)にこんなことをすれば、あなたが”ザ・モンスター”と呼ばれることに対して誰も疑問を抱くことはできない」「この45秒間の行動は野蛮だ!」と絶賛した。
 
 ロドリゲスは12日(日本時間13日)に行われたIBF世界バンタム級王座決定戦でメルビン・ロペス(ニカラグア)に3-0の判定勝ち。最終12回残り50秒から3度ダウンを奪う超猛攻で井上に敗れて以来の王座に返り咲きしたばかり。そんな王者をまざまざと葬った井上の強さが改めて浮き彫りになった。

(THE ANSWER編集部)

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