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大谷翔平のFAは「12年1327億円」が相応しい理由 米ESPNが仰天試算、加齢で急な衰えなし?

米大リーグで今オフにフリーエージェント(FA)となるエンゼルス・大谷翔平投手について、米スポーツ専門局「ESPN」は選手としての価値は「12年9億1200万ドル(約1327億円)」と独自に算出。その根拠も詳細に提示した。

エンゼルスの大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルスの大谷翔平【写真:ロイター】

米ESPNが3つの視点から独自に算出

 米大リーグで今オフにフリーエージェント(FA)となるエンゼルス・大谷翔平投手について、米スポーツ専門局「ESPN」は選手としての価値は「12年9億1200万ドル(約1327億円)」と独自に算出。その根拠も詳細に提示した。

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「オオタニが最終的にどのような契約を受け取るかは、彼がフィールド上でどんな価値を生み出してきたかに関係するが、少し違ったことにもなる。なぜなら、どのチームもオオタニの真の価値を実際に支払うことができない可能性が十分にあるからだ。彼はそれほど優秀で、間違いなくユニークである」

 二刀流の才能について、こう記した記事では主に3つの視点で大谷の価値を検証した。

 1つ目は基本価値。投打二刀流で活躍するプレーヤーとして「過去3シーズンにおいて、オオタニほど生産的な選手はいないし、それに近い選手もいない。野球のこれらの一般的な要素の根底にあるのは別々のスキルで、これらのスキルが彼を最高の打者であり最高の投手にする」と称賛した。

 その上で、特に活躍が目覚ましい直近3シーズンをベースに、打者は打率、出塁率、走塁などの記録、投手は球種をもとに1勝あたり800万ドル(約11億6000万円)と試算。平均年俸7600万ドル(約110億円、内訳は投手3760万ドル=約54億7000万円、打者3840万ドル=約55億8000万円)と算出した。

 2つ目は将来の価値を予測したもの。MLB関係者への調査では大谷の契約は10~12年との見方が最も強いという。上述の平均年俸7600万ドルの活躍が一定に続くと仮定すると、10年契約なら7億6000万ドル(約1100億円)、12年契約なら9億1200万ドル(約1327億円)になる。

 そして、来年30歳を迎える大谷の加齢も考慮。「老化の曲線には当たり外れがあり、オオタニのような異常値の選手は特にそうである」としながら、12年契約と仮定して合計でマイナス1億2230万ドル(約178億円)の価値損失がある可能性に言及した。

「オオタニが契約期間中に二刀流であり続けると想定しており、この標準曲線はほぼ間違いなくこのようにはならない。滑らかな老化傾向を示している」とし、「しかし、このような成功を達成できる人がいるとすれば、それはオオタニだ」と大谷ならば急激なパフォーマンス低下はないと期待した。

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