ロシア軍の空爆で練習プール壊滅 東京五輪銀&銅の競泳ウクライナ選手怒り、母国メディアも報道
東京五輪・競泳で2つのメダルを獲得しているミカエル・ロマンチュク(ウクライナ)が15日、ロシアの空爆によりトレーニングしていたプールが破壊されてしまったと自身のインスタグラムで伝えた。母国メディアも「世界最高のスイマーの1人が怒りを表した」と報じている。
ロマンチュクがSNSで写真を投稿
東京五輪・競泳で2つのメダルを獲得しているミカエル・ロマンチュク(ウクライナ)が15日、ロシアの空爆によりトレーニングしていたプールが破壊されてしまったと自身のインスタグラムで伝えた。母国メディアも「世界最高のスイマーの1人が怒りを表した」と報じている。
ロマンチュクは、インスタグラムのストーリー機能を使って写真を投稿。「これが東京五輪のために自分が準備をしていたプール」と英語で記して普段の写真を投稿した後に、空爆を受けて見るも無残な姿となった施設の写真も投稿した。「そして、これがミサイルとドローンによる夜間攻撃の後の姿」「スポーツは政治じゃないだと?」と文面からも怒りが伝わってくる。
ウクライナメディア「ザ・ニュー・ボイス・オブ・ウクライナ」は「五輪メダル2個のロマンチュクが東京五輪のためにトレーニングしたプールがロシアにより破壊され怒り」との見出しでロマンチュクの投稿について記事で報じた。
「世界最高の長距離スイマーの1人であるウクライナの五輪メダリストであるロマンチュクが8月15日、ドニプロのウクライナ国立競泳プールが破壊されたことに対してソーシャルメディアで怒りを表した」とつづられた記事では、「8月15日のドニプロでのロシアの空爆は五輪のスイマーたちがトレーニングをする重要なスポーツ複合施設を破壊した。地方知事のセルヒー・ライサク氏は、営利企業も破壊されたと語った」と、他の施設もロシアの空爆で被害を受けたと伝えている。
ロマンチュクは東京五輪男子1500メートル自由形で銀メダル、800メートル自由形で銅メダルを獲得している。
(THE ANSWER編集部)