ストライクが入る藤浪晋太郎 161km超速球の制球力が「20%」も大幅進化、米データ会社指摘
7月中旬に米大リーグ・アスレチックスからオリオールズにトレード移籍した藤浪晋太郎投手。MLB全体で勝率最下位チームから、ア・リーグ勝率トップのチームに移り、好不調の波はありながらも地区優勝に向けた戦力として貢献している。MLB1年目、開幕当初は不安定だった制球力が徐々に向上。米データ分析会社は藤浪の“進化”を示した数値を紹介し、トレード後の8月から20%近く上がったことを証明している。
米データ分析会社が紹介
7月中旬に米大リーグ・アスレチックスからオリオールズにトレード移籍した藤浪晋太郎投手。MLB全体で勝率最下位チームから、ア・リーグ勝率トップのチームに移り、好不調の波はありながらも地区優勝に向けた戦力として貢献している。MLB1年目、開幕当初は不安定だった制球力が徐々に向上。米データ分析会社は藤浪の“進化”を示した数値を紹介し、トレード後の8月から20%近く上がったことを証明している。
藤浪は9日(日本時間10日)のアストロズ戦では8回に4番手としてマウンドに上がったが、2人を打ち取った後に3連続四球を与えて降板。その後の救援陣が打たれて3失点と、安定感に欠ける投球内容だった。しかし、13日(同14日)の敵地マリナーズ戦では延長10回に登板。打者3人を12球で無安打無失点に抑える完璧な内容。チームの5-3の勝利に貢献し、自身日米キャリア初のセーブもマークした。
米データ分析会社「コディファイ・ベースボール」公式X(旧ツイッター)は「フジナミの100マイル以上の球が(ストライク)ゾーン内に入った%:6月55% 7月54% 8月74%」とつづって、100マイル(約161キロ)以上の速球がストライクになった月ごとの確率の変化を紹介。8月は確率が20%近く上昇していることを示した。
藤浪は14日(同15日)の敵地パドレス戦の登板はなかったものの、一時は10点を越えていた防御率も7.99となっている。
(THE ANSWER編集部)