大谷翔平は「今季ほぼ全試合に出場」 次回登板回避で米放送局が改めてフル回転ぶりに言及
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手が、15日(日本時間16日)に予定されていた次回登板を回避することとなった。MLB公式サイトの番記者などが報じている。「腕の疲労」をフィル・ネビン監督に直訴したといい、米放送局も「エンゼルスのスーパースターが疲労に対処」と注目。「ほぼ全試合に出場している」とここまでのフル稼働ぶりを取り上げた。
フィル・ネビン監督が次回登板の回避を明言
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手が、15日(日本時間16日)に予定されていた次回登板を回避することとなった。MLB公式サイトの番記者などが報じている。「腕の疲労」をフィル・ネビン監督に直訴したといい、米放送局も「エンゼルスのスーパースターが疲労に対処」と注目。「ほぼ全試合に出場している」とここまでのフル稼働ぶりを取り上げた。
9試合ぶりとなる41号ソロを放って2-1の勝利に貢献した13日(同14日)の敵地アストロズ戦前。ネビン監督が大谷の次回登板回避を明言した。MLB公式のエンゼルス番レット・ボリンジャー記者は「ショウヘイ・オオタニが『腕の疲労』のために次回の先発登板をスキップさせてほしいと頼んできた、とフィル・ネビン監督は言った」と自身のX(旧ツイッター)に記し、大谷が直訴したことを伝えた。
米スポーツ専門局「CBSスポーツ」は「ショウヘイ・オオタニがレンジャーズ戦の先発登板をスキップ、エンゼルスのスーパースターが疲労に対処」と題する記事を掲載。ここ最近、痙攣が頻繁に起こっている理由として、本人が疲労を挙げていたことに言及した。
同記事は「二刀流の天才は、今季エンゼルスのほぼ全試合に出場している」と紹介。この日の試合前の時点で、「オオタニはエンゼルスの118試合中116試合に出場している。そのうち22試合は投手として先発。5月初旬以降、彼は休みを取っていない」と記した。
二刀流のフル稼働で、出場117試合はチーム最多。「7月28日(同29日)までは1度も試合の途中で交代していない。その日でさえも、9回にようやく交代。最近では指のマメと爪の問題のために、投手としては何度か途中降板しているが、その際もたいてい打者として試合には残っている」と、記事では途中交代さえ少ないことに触れた。
MLB公式サイトによると、ネビン監督は試合後「打撃とは全く関係がない。怪我ではなくてただ疲れているだけだ」と強調。裏付けるように、大谷は打席での不安を払拭する特大の41号ソロを放った。しかし、異次元の活躍でたびたび「宇宙人」「ロボット」と表現される二刀流も、さすがに疲労は溜まっているようだ。
(THE ANSWER編集部)