世界王座返り咲きロドリゲス、12R残り50秒からダウン3度の超猛攻 米記者唖然「なんて圧倒的…」
ボクシングのIBF世界バンタム級王座決定戦12回戦が12日(日本時間13日)、米メリーランド州で行われ、元王者で同級2位エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)が同級3位メルビン・ロペス(ニカラグア)に3-0の判定勝ちした。前同級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が返上した4団体全ての王者が決定。ロドリゲスは最終12回残り50秒から3度ダウンを奪う超猛攻を見せた。米メディアが動画を公開。米記者も「なんて圧倒的なパフォーマンス」と驚愕した。
ロドリゲスの猛攻に米注目
ボクシングのIBF世界バンタム級王座決定戦12回戦が12日(日本時間13日)、米メリーランド州で行われ、元王者で同級2位エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)が同級3位メルビン・ロペス(ニカラグア)に3-0の判定勝ちした。前同級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が返上した4団体全ての王者が決定。ロドリゲスは最終12回残り50秒から3度ダウンを奪う超猛攻を見せた。米メディアが動画を公開。米記者も「なんて圧倒的なパフォーマンス」と驚愕した。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
(W-ANS ACADEMYへ)
ロドリゲスが最後に驚異の猛攻を見せた。中盤には右目上が大きく腫れる場面も。しかし、的確に右を当てながらポイントを重ねた。圧巻の猛攻は最終12回。残り50秒から左ボディーで1度目のダウンを奪うと、再開直後に顔面への連打で2度目のダウンだ。さらに残り10秒を切っても仕留めにかかり、3度目のダウンを奪った。
米メディアは動画を公開。米スポーツメディア「スポーティング・ニュース」のダニエル・ヤノフスキ記者は、X(旧ツイッター)で「再びチャンピオンになるにあたってなんて圧倒的なパフォーマンスだ」と唖然とした様子。米興行大手「プレミア・ボクシング・チャンピオンズ(PBC)」も「12回の最後の1分間に3度ダウンさせ、落ち着きとスキルを見せつけた」とポストした。
IBF王者だったロドリゲスは2019年5月、井上に2回TKOの完敗で王座陥落。しかし、昨年10月に行われた同級12回戦でゲーリー・アントニオ・ラッセル(米国)に3-0の10回負傷判定勝ちを収め、王座返り咲きに前進していた。
バンタム級では、昨年12月に4団体統一を果たした井上が転級によって今年1月に全てのベルトを返上。4月に弟の拓真(大橋)がWBA王座を、20年10月に井上に敗れたジェイソン・マロニー(オーストラリア)が今年5月にWBO王座を獲得した。7月にはアレハンドロ・サンティアゴ(メキシコ)がノニト・ドネア(フィリピン)に判定勝ちでWBC王座を獲得。IBFだけが空位だった。
IBF王座は西田凌佑(六島)が挑戦権を持っている。
(THE ANSWER編集部)