大谷翔平は「我々を崩し続けた」 史上初の偉業導く粘投に敵選手白旗「彼は調子が悪くても…」
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手が9日(日本時間10日)、本拠地ジャイアンツ戦に「2番・投手」で投打同時出場。先発投手として6回3安打1失点に抑えると、味方打線がその裏に一挙4得点を奪い逆転。エンゼルスが4-1で勝利し、大谷に2年連続の2ケタとなる10勝目が舞い込んだ。打者としてすでに40本を放っている大谷は、これで2年連続の「2ケタ勝利&2ケタ本塁打」に到達。対戦したジャイアンツの選手は「我々のバランスを崩し続けた」と、絶好調でなくてもまとめる投球内容を称えた。
2年連続の「2ケタ勝利&2ケタ本塁打」、MLB史上初の偉業達成
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手が9日(日本時間10日)、本拠地ジャイアンツ戦に「2番・投手」で投打同時出場。先発投手として6回3安打1失点に抑えると、味方打線がその裏に一挙4得点を奪い逆転。エンゼルスが4-1で勝利し、大谷に2年連続の2ケタとなる10勝目が舞い込んだ。打者としてすでに40本を放っている大谷は、これで2年連続の「2ケタ勝利&2ケタ本塁打」に到達。対戦したジャイアンツの選手は「我々のバランスを崩し続けた」と、絶好調でなくてもまとめる投球内容を称えた。
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投打二刀流で先発出場した大谷は、立ち上がりは制球に苦しみ2回に1点を献上。その後は持ち直し、6回を3安打1失点でまとめた。すると大谷の力投にエンゼルス打線が応える。0-1で迎えたその裏、大谷が申告敬遠となり場内がブーイングに包まれるなか、無死1、2塁から3番ドルーリーがレフトへタイムリーヒット、さらに4番のムスタカスが右翼へ勝ち越し3ランを放ち、一挙4得点で逆転した。
6回でマウンドを降りた大谷だが、リリーフ陣が踏ん張り4-1で勝利。2年連続の2ケタ勝利となる10勝目を挙げると、ベーブ・ルースも1918年の1度しか達成できなかった「2ケタ勝利&2ケタ本塁打」の偉業をMLB史上初めて2年連続で成し遂げた。
米カリフォルニア州地元局「NBCスポーツ・ベイエリア」は、先発出場したジャイアンツのブランドン・クロフォード内野手の試合後のコメントを紹介。「絶好調では無かった様子の大谷の投球についてどう思うか?」と問われると、「彼の球はそれでもかなり良かったと思う。それが好調時のものでなかったとしてもね」と切り出し、続けた。
「彼は調子が悪くても上手く切り抜けていた。重要な場面では狙った位置に投げられていたし、我々のバランスを崩し続けた。スライダーや速球を混ぜ合わせて。得点圏に走者がいる場面で多くのことをやらせてくれなかったよ」
大谷と2度対戦し、第1打席は中犠飛で1打点も第2打席は中飛と安打を記録できなかったクロフォード。MLB史上初となる2年連続の「2ケタ勝利&2ケタ本塁打」を達成した大谷の粘りのピッチングに、“白旗”を上げていた。
(THE ANSWER編集部)