山本由伸に米メディア熱視線 MLBのFA注目選手で4位「総額は9桁に」「純粋な投手では最高額かも」
今オフにフリーエージェント(FA)となる米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手の動向はシーズン途中にもかかわらず、過熱の一途をたどっている。6億ドル(約858億円)というメガディールに注目が集まる中、米専門局はそれに続く巨額のFAとなりえる注目選手を紹介。もちろん大谷は1位で、以下もMLBで実績を積んだ大物選手が名を連ねた中、「魅力的」な日本人投手もピックアップし「総額は9桁(億)に突入すると見られている」と展望している。
米ESPNが紹介
今オフにフリーエージェント(FA)となる米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手の動向はシーズン途中にもかかわらず、過熱の一途をたどっている。6億ドル(約858億円)というメガディールに注目が集まる中、米専門局はそれに続く巨額のFAとなりえる注目選手を紹介。もちろん大谷は1位で、以下もMLBで実績を積んだ大物選手が名を連ねた中、「魅力的」な日本人投手もピックアップし「総額は9桁(億)に突入すると見られている」と展望している。
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今オフ、MLB最大の目玉となっている大谷のFA。夏のトレード移籍期限では動きはなく、エンゼルス残留となったことでFAに対する注目がさらに高まることとなった。米スポーツ専門局「ESPN」は「2023年早期のMLBフリーエージェントランキング:オオタニがトップ10の首位」との見出しで記事を掲載。「ショウヘイ・オオタニの今後のフリーエージェントについては、かなりのことが書かれてきた(26人の業界関係者の協力を得て私もその一部を担っている)。レブロン・ジェームズが彼の才能をサウスビーチにもたらして以来、オオタニは北米スポーツ界で最も重要なフリーエージェントだと思う」と世論に同調している。
その上で「オオタニは誰もが注目する選手だが、このオフシーズンに9桁(億)の契約を結ぶ可能性があるフリーエージェントは彼だけではない。ここでは、現時点での今後のフリーエージェントのトップ10と、レギュラーシーズン最後の2か月で相当な給料を手にするチャンスのある選手を紹介する」とランキングを発表した。
もちろん1位は大谷。しかし、金額に関しては「唯一の限界はあなたの想像力」とした。記事では「3か月前、野球インサイダーたちはオオタニのありえそうな契約を11年5億2400万ドルと予想した。それ以降、オオタニは守備に全くついていないにも関わらず、野手のWARで大差をつけてリーグトップに立っている。彼はマウンドでは良い意味で迫力に欠けているが、奪三振率10.7、防御率3点台、1先発あたり6イニング以上を投げている」とここまでの成績を紹介。それを踏まえ「私は業界の人たちへの再調査をしていないが、最高の野手であり、おそらく今季のFA市場で最高の投手である彼に対する私の予想は、前例のないマーケティング面での良い点も鑑みれば、6億ドルだ」と推測として6億ドルという数字を記した。
「第2層:8000万ドルから1億5000万ドルを獲得する可能性のある選手」として紹介したのは2位マット・チャップマン内野手(ブルージェイズ)、3位ブレイク・スネル投手(パドレス)。続く4位にはオリックスの山本由伸投手を挙げた。
記事では「ヤマモトはポスティングするだろうと広く考えられており、彼が今月末でようやく25歳になることを鑑みれば、魅力的なFAだ。彼は5フィート10インチ(約177.8センチ)と大きくはないが、フォームの再現性の高さ、制球力の良さでそれを補っている。ヤマモトはマウンド上でのほぼ全てにおいて平均以上かそれ以上に優れている」と紹介している。
さらに「彼の契約は昨冬のコウダイ・センガの契約を軽く上回るに違いない。ヤマモトのほうが5歳若く、(センガに)匹敵する才能を持ちながら制球力では上回っているからだ。ポスティング費用も含めた総額は9桁(億)に突入すると見られている」とし、総額5年7500万ドルとされた千賀滉大(メッツ)以上の契約と見られていることは確かなようだ。
「私が話をした、ヤマモトを何年も追いかけてきた幹部は、ヤマモトの契約金とポスティング料を合わせると、このオフシーズンの純粋な投手の契約としては最大金額になると考えていると語った」と記されているように、山本の評価は高まっている。
(THE ANSWER編集部)