ヤンキース傘下に珍二刀流が出現 外野&捕手の両投げ24歳、MLB公式「スカウト陣は驚愕した」
米大リーグ・ヤンキースの珍しい二刀流のプロスペクトが話題となっている。2日(日本時間3日)のマイナーリーグに左投げの左翼手として出場。翌日には右投げの捕手としてプレーした。MLB公式が動画を公開。公式サイトでも「能力にスカウト陣は驚愕した」などと脚光を浴びせた。
ヤンキース有望株のプレーシーンも
米大リーグ・ヤンキースの珍しい二刀流のプロスペクトが話題となっている。2日(日本時間3日)のマイナーリーグに左投げの左翼手として出場。翌日には右投げの捕手としてプレーした。MLB公式が動画を公開。公式サイトでも「能力にスカウト陣は驚愕した」などと脚光を浴びせた。
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世にも珍しい両投げの二刀流を披露したのは、ヤンキース傘下の2Aサマセット・ペイトリオッツでプレーする24歳のアンソニー・シーグラーだった。2日のガーディアンズ傘下アクロン・ラバーダックス戦に7回から左翼手として出場。右手にグラブを付け、飛球を処理した。翌日の同カードでは左手にグラブを付けて捕手として先発。好送球で二盗を阻止した。
MLB公式ツイッターは「スイッチヒッターは聞いたことがあるだろうが、スイッチフィールダーはどうだ?」と記して動画を公開。同公式サイトでも「ヤンキースのプロスペクトが両利きを全く新たなレベルに引き上げる」との見出しで記事を掲載。「スイッチヒッター? そうだね。スイッチピッチャー? 稀だ。しかし、前例がないわけではない。しかし、スイッチフィールダーは?」と注目した。
シーグラーは2018年のドラフトで、高校生ながら全体23位でヤンキースに指名を受けて入団した。記事では「両腕で80マイル台の球を投げられる能力にスカウト陣が驚愕したが、そのオールラウンドな能力により、彼は最終的に捕手としてドラフトされた」と紹介。シーグラーは「以前は、外野ではいつも左投げでプレーしていたんだ。だから、プロで外野で出場する機会があれば左投げでプレーすることに疑いはなかった」と語ったという。
極めて稀だが、唯一無二の存在ではないようだ。記事によると、同年ドラフトで指名を受けたメッツの傘下でプレーするカルロス・コルテスは外野で左投げ、内野で右投げでプレー。シーグラーは「外野でプレーするのを考えるのはクール。特に左投げとしてね。でも、自分の主なポジションは捕手だと感じている」としつつ、「でも、機会があれば常に準備はできているよ」と意欲を示していた。
(THE ANSWER編集部)