「常軌を逸した試合」 大谷翔平40号でも満塁弾逆転負け、米記者嘆き「これより悪い負けはない」
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は3日(日本時間4日)、本拠地マリナーズ戦に「2番・投手」で先発し、40号ソロを含む2打数2安打1打点、2四球1盗塁だった。投げては4回無失点ながら右の手と指の痙攣で突如降板。しかし、チームは守護神が9回に逆転満塁弾を浴び、3-5で敗れた。
大谷翔平が「2番・投手」で先発
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は3日(日本時間4日)、本拠地マリナーズ戦に「2番・投手」で先発し、40号ソロを含む2打数2安打1打点、2四球1盗塁だった。投げては4回無失点ながら右の手と指の痙攣で突如降板。しかし、チームは守護神が9回に逆転満塁弾を浴び、3-5で敗れた。
大谷が右翼にぶち込んだ。2-1の8回1死走者なし。内角から中に入ってくる球を強振。弾丸ライナーは右翼の本塁打エリアまで到達した。打球速度106.7マイル(約171.7キロ)、飛距離390フィート(約118.9メートル)。衝撃の活躍ぶりに球場はお祭り騒ぎだ。しかし、エンゼルスは3-1の9回から登板した守護神カルロス・エステベスが逆転満塁弾を浴びて敗れた。
米記者やメディアはまさかの逆転負けに続々とツイッターで反応。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のエンゼルス番サム・ブラム記者は「終了:エンゼルスが5-3でマリナーズに負けた。ショウヘイ・オオタニが4度出塁し、40号ホームランを打った。彼はまた4回を無失点に抑えた。しかし、ケイド・マーロウが9回にカルロス・エステベスから勝ち越しとなるグランドスラムを打った」と伝えた。
米データ分析会社「コディファイ・ベースボール」は、「オオタニは4回を無失点に抑え、4三振を奪い、単打、2度の四球、盗塁を記録し、二塁から単打で生還して同点となる得点を挙げ、ホームランを打ってチームを2点リードにしたが、エンゼルスはマリナーズに3-5で敗れた」と紹介。
MLB公式のブレント・マグワイア記者は「文脈を鑑みれば、エンゼルスにとってこれより悪い負けを想像することは難しく、逆にマリナーズにとってはこれより大きな勝ちを想像することは難しい。この試合は常軌を逸している」と嘆いている。
大谷は4回までに球数59、3安打1四球、4奪三振無失点。しかし、10勝目の期待がかかっている中で右の手と指の痙攣で突如降板した。それでも、指名打者として出場を続け、降板後最初の打席となった0-1の6回2死走者なしでは、3ボール0ストライクから申告敬遠を受けた。さらに二盗。3番クロンの中前打で同点ホームを踏むと、続くムスタカスの適時打で逆転していた。
(THE ANSWER編集部)