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原英莉花が手術決断した理由「そういえば、もう一つ…」 復帰会見で自ら切り出した前向きな意思

女子ゴルフの国内ツアー・北海道meijiカップは4日、札幌国際CC島松C(6593ヤード、パー72)で開幕する。3日はプロアマ戦が行われ、3か月ぶりのツアー復帰となる原英莉花(NIPPON EXPRESSホールディングス)が会見した。長らく痛みに悩まされていた腰のヘルニア摘出手術を5月に行い、リハビリを経て7月に復帰を発表。手術を決断した理由、術後に武器である飛距離より優先しているものを明かした。

北海道meijiカップのプロアマ戦に出場した原英莉花【写真:宮内宏哉】
北海道meijiカップのプロアマ戦に出場した原英莉花【写真:宮内宏哉】

国内ツアー・北海道meijiカップが4日開幕

 女子ゴルフの国内ツアー・北海道meijiカップは4日、札幌国際CC島松C(6593ヤード、パー72)で開幕する。3日はプロアマ戦が行われ、3か月ぶりのツアー復帰となる原英莉花(NIPPON EXPRESSホールディングス)が会見した。長らく痛みに悩まされていた腰のヘルニア摘出手術を5月に行い、リハビリを経て7月に復帰を発表。手術を決断した理由、術後に武器である飛距離より優先しているものを明かした。

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 雨中のプロアマ戦を終えた原。5月のワールドレディスサロンパス杯以来、実に3か月ぶりのツアー復帰を前日に「感覚はすごくいい。勝負勘については、シーズンオフ以外では初めてここまで離れたので、どういう勝負ができるか不安、ワクワクはある」と胸中を明かした。

 手術の決断には、執刀医の言葉が大きく影響している。1年前は苦痛を抑えてくれた痛み止めの注射が効かず、5月12日開幕のRKB×三井松島レディスで初日スタート前に棄権。認めたくはなかったが「悪化しているかも」と感じた。レントゲンでも患部の影は大きくなっており、ドクターからは「(手術をしても)2日後くらいには普通に歩ける」と言われた。

「何もしないで待てば自然治癒するかもとも言われたけれど、待っていてももしかしたら治らないかもしれない。リハビリで3か月かかるかもしれないと言われましたけど、即行で決めました」

 術後は「右足がずっと痺れていた」。片足で立てない程。回復に努め、1か月後の6月中旬からショット練習を開始した。7月から師匠の“ジャンボ”尾崎将司のもとで打ち込みなどの調整を始めた。師匠からは「早すぎないか」とも心配されたが、久々の勝負へ心は高ぶっている。

「(術後しばらく)走るトレーニングができなかった。一回落ちたので『細くなったね足!』みたいなことも言われましたけど、今は思いませんよね? じゃあ、戻ってます(笑)」

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