敵地ブルージェイズ戦に6回途中から2番手として登板

　米大リーグ・オリオールズの藤浪晋太郎投手は2日（日本時間3日）の敵地ブルージェイズ戦の6回途中から2番手として登板したものの、打者5人に対し、2者連続の死球を含む3四死球と大乱調。味方の失策も絡み1失点を喫し、この回だけで降板した。試合後、藤浪は地元放送局の番組内で「力んで気持ちが先行してしまった」などと反省の弁を述べた。

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　3日ぶりの出場となった藤浪は1-1の同点だった6回2死一、三塁の場面で先発ロドリゲスの後を受けて2番手として登板。スプリンガーにストレートの四球で歩かせると、続くチャップマンの初球を尻にぶつけて押し出し。さらにジャンセンにもぶつけてしまい、2者連続の押し出しとなった。

　続くバーショは打ち取ったと思われたが、遊撃マテオのエラーでさらに失点。藤浪の自責点は0だが、3失点に絡んでしまい、後続を打ち取ったものの、この回だけでマウンドを降りた。

　オリオールズの放送局「MASN」の試合後番組で藤浪は「素晴らしい投球のときもあるし、今日みたいにコントロールが乱れるときもあるがその違いは」と問われると「特にやっぱり今日とかはどうしてもやっぱり絶対抑えてやろうという気持ちでマウンド上がって、どうしても力んでしまって、気持ちが先行してしまった。過剰にクイックというかタイミングが合う時と合わない時がその差になっていくのかと思います」と反省の弁を述べた。

　改善方法については「できるだけ状況を整理して、落ち着いてマウンドに上がるようにはしているが、どうしてもやっぱり抑えたいという気持ちが、先発ピッチャーが頑張っていたので、抑えたい、ロドリゲスが残したランナーを絶対抑えてやりたいと思って、というところが出てしまうのはまだまだ自分が未熟なところかと思う」と語った。

　オリオールズにトレード加入後、好不調の波があることを指摘されると「最初のほうはつまづいて、そこから2、3試合良かったが、今日は良くなくて、チームの足を引っ張ってしまった。もう少し安定して投げて、いいところを任せられるような投手になりたいと思っている」と巻き返しを誓った。