2人のMVP候補について聞かれたエ軍エスコバー

　米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は31日（日本時間1日）、敵地ブレーブス戦に「2番・DH」で先発出場。3打数2安打、3戦連続の申告敬遠に1死球の4出塁の活躍で、4-1の勝利に貢献した。今季初の“二刀流来訪”となった敵地メディアは、両リーグのMVP候補とされるブレーブスのロナルド・アクーニャJr.外野手と大谷の2人に接点があるエンゼルス選手を直撃。2人について、独特の表現で語っている。

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　今回、アトランタの地元放送局「バリースポーツ・サウス」の取材を受けたのは、6月末にメッツからエンゼルスにトレード移籍してきたエドゥアルド・エスコバー内野手。大谷と同僚となった34歳は3月のワールド・ベースボール・クラシック（WBC）ベネズエラ代表でアクーニャJr.とチームメートでもあり、両リーグのMVP候補と近い存在ということで注目を集めた形だ。

　同局の公式ツイッターが「エドゥアルド・エスコバーが球界で最高の2人の選手間の今夜のマッチアップについて話す」などとつづって公開した動画内で、エスコバーは「ショウヘイと毎日プレーしているわけだが、今日のアクーニャと彼とのマッチアップはどれだけ楽しいものか」と聞かれると、こう答えた。

「素晴らしいね。今の球界で最高の選手たちだ。私からすればオオタニは別格だ。この男はこの世界の住人じゃない。アクーニャは私の友人だ。アクーニャも球界で最高の選手の1人だ。懸命にプレーしている。今季の活躍は信じられないよ。彼が素晴らしいことをしていて、うれしいよ。盗塁に関しては最高だし、打撃も肩も守備もいい。彼はなんでもやってのける。健康でいてほしいね」

　大谷は両リーグ最多の39本塁打とHRキング争いでトップを独走しているだけでなく、投手としても9勝をマーク。一方、アクーニャJr.も打率.333、24本塁打。さらに現時点で51盗塁と、両リーグでも突出した数字を残している。2人のMVP候補を良く知る存在のエスコバーにとって、現在自分が置かれている状況はエキサイティングなもののようだ。

　また同局はエンゼルスのモニアックのインタビュー映像も公開。「ショウヘイを毎日見ているわけだが、ファンがアクーニャと彼を一緒に見られるのはどれだけ楽しいものか」と尋ねられると「エキサイティングだよ。フィリーズ時代にアクーニャと対戦することがあったけど、見ていて楽しい選手だ。彼が今季やっていることはスペシャルだ。彼ら2人をグラウンド上で見られるのはとてもクールなことだね」と語っている。