-7首位発進の菅沼菜々は「ゴルフより暑さ対策に必死」 初の“朝イチイーグル”から懸命のラウンド
女子ゴルフの国内ツアー、楽天スーパーレディースは27日に兵庫・東急グランドオークGC(6636ヤード、パー72)で開幕し、菅沼菜々(あいおいニッセイ同和損保)が1イーグル、6バーディー、1ボギーの65で回り、同じく7アンダーの宮澤美咲(HESTA大倉)と並んで首位発進。出だしのホールでイーグルを奪う絶好のスタートを見せ、猛暑の中で懸命のラウンド。「ゴルフするより暑さ対策に必死でした」と振り返った。
楽天スーパーレディース初日
女子ゴルフの国内ツアー、楽天スーパーレディースは27日に兵庫・東急グランドオークGC(6636ヤード、パー72)で開幕し、菅沼菜々(あいおいニッセイ同和損保)が1イーグル、6バーディー、1ボギーの65で回り、同じく7アンダーの宮澤美咲(HESTA大倉)と並んで首位発進。出だしのホールでイーグルを奪う絶好のスタートを見せ、猛暑の中で懸命のラウンド。「ゴルフするより暑さ対策に必死でした」と振り返った。
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ロケット発進だった。インスタートの10番パー4。ティーショットで残り126ヤードまで運んだ菅沼はPWでグリーンを狙うと、ボールはピン手前に落ち、そのままカップに吸い込まれた。自身初めてという“朝イチイーグル”。その勢いは11番パー4でも続き、残り126ヤードからの2打目がピン横10センチにつき、「お先」のバーディーとなった。14番パー4は4メートルを沈め、15番パー5では2打目がまたも10センチという「お先」のバーディー。18番の1.5メートルを決め、前半だけで6つもスコアを伸ばす絶好の滑り出しを見せた。
だが、強烈な日差しと34.7度の気温の中でのラウンドは徐々に菅沼の体から体力を奪っていく。後半も4番と6番でバーディーとしたが、7番パー5では2打目を左に曲げてOB。この日初のボギーを叩いた。「午前中、結構暑くて、慣れてなかったのか暑すぎて、ゴルフするより暑さ対策に必死でした」。日傘を差し、氷嚢を当てながらのラウンド。飲み物にも気を遣い、経口補水液やスポーツドリンクを摂りながら踏ん張った。
独特の“指ハート”ポーズやファッションなど披露し、女性アイドルとのコラボなどでSNSを頻繁に更新するなど、常にファンを楽しませている23歳の菅沼。今年からはJLPGAのブライトナーにも任命され、女子ゴルフの魅力の発信に一層、力を入れている。本業はまだツアー未勝利だが、昨年もトップ10が15度、2位と3位がそれぞれ2度ずつと、実力は確か。初優勝に手が届くところまで来ている。
「あんまり気負い過ぎても(優勝は)来ないと思うので、そこはあんまり気にせずに」と初Vへの思いを抑えた菅沼。「ティーショットが最後、暑さの疲れなのか曲がり出したので、練習というよりは休憩に充てたいと思います」とエネルギーを充填し、悲願成就を目指す。
(THE ANSWER編集部)