井上尚弥、王者フルトンを完全支配した証明データ 着弾数114-47で「恐るべきパフォーマンス」
ボクシングのWBC&WBO世界スーパーバンタム級(55.3キロ以下)タイトルマッチ12回戦が25日、東京・有明アリーナで行われ、挑戦者の井上尚弥(大橋)が2団体統一王者スティーブン・フルトン(米国)に8回TKO勝ちで4階級制覇を達成した。米ボクシングデータ会社「コンピュボックス」によると、井上は数字でもフルトンを圧倒。決着の8回は、パワーパンチを57.9%も着弾させていた。
WBC&WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦
ボクシングのWBC&WBO世界スーパーバンタム級(55.3キロ以下)タイトルマッチ12回戦が25日、東京・有明アリーナで行われ、挑戦者の井上尚弥(大橋)が2団体統一王者スティーブン・フルトン(米国)に8回TKO勝ちで4階級制覇を達成した。米ボクシングデータ会社「コンピュボックス」によると、井上は数字でもフルトンを圧倒。決着の8回は、パワーパンチを57.9%も着弾させていた。
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王者フルトンを最後は叩きのめした井上。国内外のボクシング関係者に衝撃を与える8回TKO勝ちだったが、データ上でも圧倒していたようだ。「コンピュボックス」は公式ツイッターにて、この試合のパンチ着弾数、確率のデータを画像で投稿した。
ジャブ、パワーパンチを合わせた手数に関しては、井上は8ラウンド通じてフルトンを一度も下回らなかった。6回にこの日最高の61発のパンチを放つなど、3回から4ラウンド連続で50発超え。一方のフルトンは4回の41発が最高だった。このうち相手にヒットした着弾数を見ると、114-47とこちらも井上が大きく上回った。
ラウンドごとの着弾数を見ても、フルトンが上回ったのは7回の1ラウンドだけ(井上8、フルトン13)。ジャブを除いたパワーパンチの数値を見ると、井上は決着をつけた8回に19発中11発をヒットさせ、着弾率57.9%という数字を叩き出した。パワーパンチは試合を通じ、39%着弾させている。
データについて、コンピュボックスは「これまで無敗を誇っていたフルトンを完全に支配したザ・モンスターの恐るべきパフォーマンス」などと文面に記し、井上が圧倒したことを証明していた。
(THE ANSWER編集部)