大会後の表彰式で起きたワンシーン

　バレーボールのネーションズリーグ（NL）男子ファイナルラウンドの3位決定戦が23日（日本時間24日）にポーランドのグダニスクで行われ、世界ランキング6位の日本が、昨年の世界選手権覇者で同3位のイタリアをフルセットの末に3-2で破り、大会史上初の銅メダルを獲得した。西田有志は負傷のため3位決定戦のメンバーから外れ、表彰台に上がることができなかったが、大会側が最初に名前をアナウンス。この粋な演出に、日本ファンが「1番に西田くんの名前も呼ばれてる」と感激している。

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　主要世界大会で46年ぶりに表彰台に立った日本。一列に並んで観客の声援に応えるが、そこに負傷欠場した西田の姿はなかった。しかし、銅メダルの授与が始まると、最初に場内にアナウンスされたのは今大会で134得点をマークし、日本の躍進に貢献した西田の名前だった。

　スイスのバレーボール専門メディア「バレーボール・ワールド」の公式ツイッターが、「2023VNLファイナルズの授賞式の全貌」とつづって表彰式の動画を公開すると、気づいた日本のファンがネット上で「表彰台には一緒に立つことは出来なかったけど、チームJAPANとして1番に西田くんの名前も呼ばれてる」「たしかに小野寺選手の前に西田選手の名前コールしてますね。ありがとう」と、大会側の粋な演出に感激の声を上げていた。