「4団体統一の通過点」 階級最強・寺地拳四朗が圧勝宣言「『本当につえぇな』と思わせます」
前戦は激闘「より強くなれた」
4月の前戦はアンソニー・オラスクアガ(米国)に9回TKO勝ち。試合2週間前に急きょ対戦相手が変更されたが、WBAは初、WBCは2度目の防衛に成功した。しかし、試合後半に打ち込まれ、ヒヤリとさせられる場面も。セコンドの喝に救われ、新たな経験をした。
「前回の試合でより強くなれた。より進化していると思う。後半、あそこのメンタル面で一皮むけたと思う。タフさの面ですね。チームの信頼関係も強くなったと思うし、チームで強くなれたと思う」
激闘により、試合後は周囲から「勇気、元気をもらった」と労いの声を多くもらったという。
「KO決着はもちろん、感動させる試合をして、皆さんに勇気や元気を与えられればそういう試合ができたらいいなと思います。自信はあるし、自信がないと4団体統一も、上の階級でもできない。『本当につえぇな』と思わせます」
同日はWBO世界スーパーフライ級王者・中谷潤人(M.T)が同級11位アルジ・コルテス(メキシコ)と初防衛戦。日本スーパーバンタム級7位・那須川天心(帝拳)が、ボクシング転向2戦目としてスーパーバンタム級ノンタイトル8回戦でファン・フローレス(メキシコ)と対戦する。寺地を苦しめたオラスクアガとジメール・マグラモ(フィリピン)のライトフライ級8回戦も組まれた。興行はAmazon プライム・ビデオで独占生配信される。
(THE ANSWER編集部)