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「4団体統一の通過点」 階級最強・寺地拳四朗が圧勝宣言「『本当につえぇな』と思わせます」

ボクシングのWBA&WBC世界ライトフライ級2団体統一王者・寺地拳四朗(BMB)が19日、都内の会見に出席し、9月18日に東京・有明アリーナで指名挑戦者のWBC1位ヘッキー・ブドラー(南アフリカ)と対戦することが発表された。相手は元2団体統一王者の難敵。それでも、階級最強の呼び声が高い寺地は4団体統一への「通過点」と言い切った。勝てばWBAは2度目、WBCは3度目の防衛。戦績は31歳の寺地が21勝(13KO)1敗、35歳のブドラーが35勝(11KO)4敗。

19日、会見に出席した寺地拳四朗【写真:荒川祐史】
19日、会見に出席した寺地拳四朗【写真:荒川祐史】

9.18防衛戦

 ボクシングのWBA&WBC世界ライトフライ級2団体統一王者・寺地拳四朗(BMB)が19日、都内の会見に出席し、9月18日に東京・有明アリーナで指名挑戦者のWBC1位ヘッキー・ブドラー(南アフリカ)と対戦することが発表された。相手は元2団体統一王者の難敵。それでも、階級最強の呼び声が高い寺地は4団体統一への「通過点」と言い切った。勝てばWBAは2度目、WBCは3度目の防衛。戦績は31歳の寺地が21勝(13KO)1敗、35歳のブドラーが35勝(11KO)4敗。

 タフな試合を乗り越えた寺地は自信に満ちていた。白いシャツにジャケットとシンプルな装いで登場。「モチベーションは高いです。良い勝ち方をして次に繋げないと」。狙うのは残る2つのベルト。減量苦でフライ級転向も視野に入れているが、井上尚弥に次ぐ日本人2人目の4団体統一が最優先のターゲットだ。

 しかし、ボクシング界では王者が楽な相手を選び続けることを避けるため、団体から定期的に世界ランク上位選手との「指名試合」を課される。ブドラーは1位につけ、寺地への挑戦機会を待っている状況だった。寺地は他団体王者との対戦が実現しなければ転級する方針だが、可能性は捨てていない。

「4団体統一の通過点。まだ4団体統一の可能性があると見ているので、指名試合を受けました。減量も上手くなってきて昔よりはしんどくないので、(統一戦の)チャンスを待ちたい。圧倒的に勝つので是非楽しみにしていてください。ここで手こずっていたらダメ。誰が見ても圧倒的な試合をしたい。KOに絶対になると思う。KOにこだわるという問題ではなく、レベルの差を見せてやろうと思います」

 ブドラーは2018年5月に田口良一からWBAとIBFの王座を奪取した元2団体統一王者だ。IBFを返上後、同年末に京口紘人(ともにワタナベ)に敗れて王座陥落。寺地はすでに映像をチェックした。

「僕の印象は結構足を使って相手を上手くさばく選手。のらりくらりのペースが多いのでそこが怖いところ。相手にペースを合わせないようにして、自分からどんどん行ってしっかりポイントを取りにいかないと。そこは気を付けたい」

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