小祝さくら、異例の4日間“道産子トリオ”同組のまま今季初V「地元で初めて優勝できてよかった」
女子ゴルフの国内ツアー・ミネベアミツミレディス最終日が9日、北海道・真駒内CC(6611ヤード、パー72)で行われ、首位から出た小祝さくら(ニトリ)が3バーディー、2ボギーの71で回り、通算12アンダーで今季初優勝、通算9勝目を挙げた。序盤から安定した内容で後続の追い上げをしのぎ、地元・北海道での大会で初V。「地元で初めて優勝できて良かった」と喜びを語った。2位には通算9アンダーで穴井詩(GOLF5)、菊地絵理香(ミネベアミツミ)が入った。
ミネベアミツミ レディス最終日
女子ゴルフの国内ツアー・ミネベアミツミレディス最終日が9日、北海道・真駒内CC(6611ヤード、パー72)で行われ、首位から出た小祝さくら(ニトリ)が3バーディー、2ボギーの71で回り、通算12アンダーで今季初優勝、通算9勝目を挙げた。序盤から安定した内容で後続の追い上げをしのぎ、地元・北海道での大会で初V。「地元で初めて優勝できて良かった」と喜びを語った。2位には通算9アンダーで穴井詩(GOLF5)、菊地絵理香(ミネベアミツミ)が入った。
勝負どころは見逃さなかった。2位に2打差と迫られた17番パー3。軽いフックライン、4メートルの難しいバーディーパットに、普段は穏やかな小祝も勝負師の顔に変わった。強気に打った1打はしっかりラインに乗ってバーディー。地元の大歓声を受けると、一瞬だけ表情をほころばせた。
初日、2日目と同組だった菊地、宮澤美咲(HESTA大倉)とは最終日まで同組のままという珍しいペアリング。全員が北海道出身の“道産子”とあって「美咲ちゃんとはメイクの話とか」でラウンド中に盛り上がる事もあった。しかし、優勝争いが佳境に差し掛かったところで、集中力も切れかけたという。「14番のボギーで、集中しないとだめだなと思った。キャディーさんからも言われて、15番は集中力MAXでやった。そこから良いショットが続いたので、逆に、どれだけ集中力なくプレーしてたんだよと……」。何とか気持ちを切り替えたことが17番のバーディーにつながった。
今季序盤の目標は、現在米カリフォルニア州で開催中の「全米女子オープン」だった。しかし、なかなか調子が上がらなかったこともあり、世界ランキングの条件を果たせずに出場権は取れず。「目指していたんですけど足りなかった。(開催コースの)ペブルビーチに行きたかったな……。でも、行けないと分かってその時点でもう北海道(のこの大会)に切り替えて臨んだ」と今大会へのアプローチにもさまざまな思いがめぐったことを明かした。
来週は国内ツアーはなく、次戦は後半戦初戦となる「大東建託・いい部屋ネットレディス」(福岡)を予定。「今年は複数回優勝が目標なので、北海道の大会はまだ3試合あるので優勝できるように頑張ります」と地元の期待に応えるつもりだ。
(THE ANSWER編集部)