「金足農業を思い出す」「歌う姿きらめいてる」 夏の高校野球、神奈川古豪の全力校歌が話題
第105回全国高校野球選手権・神奈川大会は8日、サーティーフォー保土ヶ谷で1回戦2試合が行われ、鎌倉学園が8-4で横浜商大高に勝利した。センバツ出場2度の古豪は勝利後、整列したナインは体を反り返らせて、校歌を全力熱唱。決勝打を放った北野雄大内野手(3年)は「やっと歌えた」とその思いを語った。
高校野球・神奈川大会で鎌倉学園が全力校歌を熱唱
第105回全国高校野球選手権・神奈川大会は8日、サーティーフォー保土ヶ谷で1回戦2試合が行われ、鎌倉学園が8-4で横浜商大高に勝利した。センバツ出場2度の古豪は勝利後、整列したナインは体を反り返らせて、校歌を全力熱唱。決勝打を放った北野雄大内野手(3年)は「やっと歌えた」とその思いを語った。
1回戦から強豪校同士の好カード。手に汗握る試合をものにした鎌倉学園は、バックスクリーンに向かって大声を張り上げた。帽子を脱ぎ、一列で校歌を熱唱。腰を反らし、喜びを込めた。試合中から激しい動きで味方を鼓舞したスタンドの部員も、思いを一つに歌った。
高校野球らしいシーンにネット上のファンも「全力校歌」に注目。「スタンドと一体となった鎌学の勝利の全力校歌」「歌い方すげぇな笑」「校歌斉唱じゃなくて絶唱でしたね!」「鎌倉学園の校歌、元気すぎて好き」「校歌を歌う姿、きらめいてる」「高校野球はやっぱりこうでなくちゃな!!」「金足農業を思い出す」などと話題になったが、試合後の取材で北野はこう語った。
「伝統です。先輩から教わってはいないんですけれど、全力校歌の練習、勝った後の練習はしている。『やっと歌えた』と。先輩たちが(コロナ禍で発声に制限があったため)歌えない中で、自分たちが応援団もフルで活用して歌えたのは幸せ」
「7番・三塁」で出場した北野は4-4で迎えた7回に決勝の左中間適時二塁打。大粒の汗を滴らせながら、嬉しそうな笑顔を作っていた。
(THE ANSWER編集部)