エ軍急失速も大谷翔平トレード放出がない理由 米敏腕記者が断言「悪夢のようなどん底だが…」
米大リーグのエンゼルスは故障者が相次ぎ失速中。ワイルドカード争いから引き離され始めている。そんな中で注目されるのは、8月のトレード期限が迫ってくる大谷翔平投手の去就。しかし、米国の敏腕記者は大谷をトレードする可能性は低いと分析している。
MLB公式サイト「オオタニをトレードする可能性が低い理由」
米大リーグのエンゼルスは故障者が相次ぎ失速中。ワイルドカード争いから引き離され始めている。そんな中で注目されるのは、8月のトレード期限が迫ってくる大谷翔平投手の去就。しかし、米国の敏腕記者は大谷をトレードする可能性は低いと分析している。
MLB公式サイトは現地時間7日に「エンゼルスがオオタニをトレードする可能性が低い理由」との見出しを掲載。著者のMLB専門局「MLBネットワーク」でレポーターも務めるジョン・モロシ記者は「マイク・トラウトが来月かそれ以上を欠場する。エンゼルスはパドレスにスイープされ、15戦11敗という悪夢のような期間のどん底についた。これがショウヘイ・オオタニの近い将来にもたらす意味は? 何もない」と移籍を否定した。
記事では「もしエンゼルスがオオタニのトレード価値を最大化しようとしていたのなら、彼らは競争力がより弱く、契約上のコントロールが大きな価値をもたらしたであろう昨年にトレードしていたはずだ」と指摘。ポストシーズンを逃したとしても「市場価値やスポンサーが彼の存在にはついて回る」と今季終了までチームに留める利益を説明した。
大谷は今やメジャーリーグの顔であり、エンゼルスの本拠地には多くの日本企業の看板も掲げられている。さらに、モロシ記者は「シーズン中に『価値の最大化』の名目でトレードすれば、オオタニがFAで残留する可能性を消し去り、引退後の球団との関係性にもインパクトを与えることになる」と警告。低迷中のエンゼルスとあって、大谷の去就には米国内で大きな話題を集めている。
休養日が明けた7日(日本時間8日)の敵地ドジャース戦も4-11と大敗したエンゼルス。「1番・DH」で出場した大谷は今季100本目となる安打を放ったが、チームの浮上のきっかけが掴めずにいる。
(THE ANSWER編集部)