大雨の女子ゴルフで前髪が崩れない 7位浮上・菅沼菜々が涼しい顔「雨に濡れる感じが楽しい」
女子ゴルフの国内ツアー・資生堂レディスは1日、神奈川・戸塚CC(6605ヤード、パー72)で第3日が行われた。29位で出た菅沼菜々(あいおいニッセイ同和損保)は5バーディー、1ボギーの68で回り、通算4アンダーで7位に浮上。この日は午前中から悪天候で中断もあったが、「雨の中でのプレーは得意」と順調にスコアを伸ばした。一方で、大切な前髪はスプレー4回でガッチリ固めていたことも告白した。宮田成華、岩井明愛、藤本麻子、桑木志帆が7アンダーで首位。
資生堂レディス第3日
女子ゴルフの国内ツアー・資生堂レディスは1日、神奈川・戸塚CC(6605ヤード、パー72)で第3日が行われた。29位で出た菅沼菜々(あいおいニッセイ同和損保)は5バーディー、1ボギーの68で回り、通算4アンダーで7位に浮上。この日は午前中から悪天候で中断もあったが、「雨の中でのプレーは得意」と順調にスコアを伸ばした。一方で、大切な前髪はスプレー4回でガッチリ固めていたことも告白した。宮田成華、岩井明愛、藤本麻子、桑木志帆が7アンダーで首位。
午前7時15分、ティーオフの菅沼は出だしの10番から3連続バーディーを奪った。
「今日は嵐になると覚悟して我慢の日になると思っていましたが、スタートした頃はそうでもなくて、最初のチップインから3連続でバーディーを獲ることができました」
しかし、時間が経つにつれ、雨足は強くなった。後半の1番では大雨の状態になり、2番に入って中断。25分後に再開したが、時折激しい雨が降った。落ち着かない展開に多くの選手が悩まされていたが、菅沼は涼しい顔だった。
「雨の中は得意で思った通りのプレーができました。焦るとスイングのリズムが速くなるけど、雨の時は『落ちついてやろう』と思えます。あと、雨に濡れる感じが楽しいんですよ。昔から」
雨が振ると、グリップやクラブヘッドを拭く手間もかかるが、気にならないという。さらに大切な前髪はスタート前に“ガード”していた。
「雨になると崩れやすくなるので、ケープ(スプレー)を2回から4回に増やしてガチガチにします。今日は大丈夫でした(笑)」
女性アイドルたちは「前髪が命」と公言し、手入れに余念がない。菅沼も日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)のSNSでたびたび「前髪命系女子」と紹介されてきた。この日は「ケープの時間は5分ぐらい」と説明。それでもギャラリー、視聴者に見られる意識は強く持っている。
残り18ホール。2日の最終日は晴れ予報だが、この流れをプラスにして悲願のツアー初優勝はなるか。
(柳田 通斉 / Michinari Yanagida)