メイウェザー“傘下”だった選手、外国人同士の試合も…亀田興毅氏、異例のカードを組み込む理由
ボクシングの元世界3階級制覇王者・亀田興毅氏は30日、自身がファウンダーとしてプロモートする「3150FIGHT vol.6 ~世界を殴りにいこうか!~」の対戦カードを都内の会見で発表した。8月11日にエディオンアリーナ大阪第1競技場で開催。メインイベントは、IBF世界ミニマム級暫定王者・重岡銀次朗(ワタナベ)と正規王者ダニエル・バラダレス(メキシコ)の団体内王座統一戦となったが、異例のアンダーカードにも期待を寄せた。試合はABEMAで無料生配信される。
8.11に大阪で「3150FIGHT vol.6」開催
ボクシングの元世界3階級制覇王者・亀田興毅氏は30日、自身がファウンダーとしてプロモートする「3150FIGHT vol.6 ~世界を殴りにいこうか!~」の対戦カードを都内の会見で発表した。8月11日にエディオンアリーナ大阪第1競技場で開催。メインイベントは、IBF世界ミニマム級暫定王者・重岡銀次朗(ワタナベ)と正規王者ダニエル・バラダレス(メキシコ)の団体内王座統一戦となったが、異例のアンダーカードにも期待を寄せた。試合はABEMAで無料生配信される。
メインは重岡とバラダレスの再戦。両者は1月に対戦したが、3回にバラダレスの負傷で無効試合に終わった。亀田氏は4月に再戦を目指したが、バラダレスが左鼓膜負傷を訴えて実現せず。重岡は暫定王座決定戦を制し、今回の試合を迎えることになり、亀田氏は「ようやくこのカードを決めることができました」と安堵した。
IBF世界バンタム級挑戦者決定戦では、同級5位・西田凌佑(六島)と同級6位クリスチャン・ヒメネス(メキシコ)が対戦する。昨年12月に4団体統一した井上尚弥(大橋)が王座返上。空位の王座獲得候補には同級2位エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)や同級3位メルビン・ロペス(ニカラグア)も挙がるが、西田とヒメネスも勝てば世界挑戦の権利を得られる。
亀田氏「なかなかこのカードを組むのは難しかった。勝てば世界戦。3150FIGHTは全国に285あるジムでみんなが平等に、公平に利用できるプラットフォームにしたい。その中でどちらが勝つかわからないカードを組んでいく。今回はまさにどちらが勝つかわからない試合。勝者には次の3150FIGHTで世界戦の舞台を用意したいと思う」
異例のカードとなったのが106ポンド(約48.08キロ)契約8回戦。WBO世界ミニマム級5位で14勝(6KO)2敗2分けのアルアル・アンダレス(フィリピン)と、元WBO世界ミニマム級王者ウィルフレッド・メンデス(プエルトリコ)の一戦だ。メンデスは4月の「3150FIGHT vol.5」で重岡の兄・優大に敗戦。当初出場予定だったWBC王者パンヤ・プラダブシー(タイ)のインフルエンザ感染で、急きょリングに上がったものだった。
亀田氏「優大と急きょやってくれた選手。3150FIGHTの一つのテーマとして、『負けたら終わり』ではなく『負けても再興できる』というものがあります。またチャレンジできるということ。世界戦を組めたのも、メンデスがあそこで出てくれたから。相手もフィリピンの世界ランカーで強い選手。3150FIGHT初の外国人選手同士の試合です。ファンにボクシングを見せたいので(レベルの高い)外国人同士の試合も組みました」