ホワイトソックス戦で3安打

　米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は28日（日本時間29日）、本拠地ホワイトソックス戦に「2番・DH」で出場。チームは5-11で敗れたものの、5打数3安打で打率を.309に上げた。8回に打球速度102.2マイル（約164.5キロ）の強烈なピッチャー返しを放った際、一塁へ向かうと同時に投手へ謝罪。この行動に敵地実況席も「謝罪するのはオオタニの典型的な振る舞い」と伝えている。

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　走り始めた直後に、左手を上げた。4-9で迎えた8回1死走者なしでの第4打席。大谷は相手投手ミドルトンが投じた5球目の速球をはじき返した。強烈な打球がミドルトンの顔面付近に飛んだが、間一髪で避けて中前へ。大谷は一塁へ向かい始めて3歩目で左手をマウンド方向へ突き出し、危機を脱した相手に謝っていた。

　ホワイトソックスの試合を中継する米イリノイ州地元放送局「NBCスポーツ・シカゴ」の実況席も、大谷の行動に注目していた。実況のジェイソン・べネッティ氏が「キーナン気を付けろ！　この打球は煙の筋が出ていましたよ。オオタニは『大丈夫か？』って感じでしたね」と伝えると、解説のゴードン・ベッカム氏は「謝罪するのはオオタニの典型的な振る舞いですね」とコメントした。

　試合には敗れたものの、5打数3安打で打率.309に上昇。絶好調の二刀流が咄嗟に見せた振る舞いにも注目が集まっている。