MLBで判定巡り物議、終盤8回の決勝ボークに投手憤慨 審判の指摘に「マウンド外したから当たり前だ」
米大リーグのアストロズが24日(日本時間25日)、よもやの“決勝ボーク”で敗れる波乱が起きた。敵地ドジャース戦の7-7で迎えた2死二、三塁から投手のスタニクがボークを取られ、三塁走者が生還。これがそのまま決勝点となり、監督は激怒した。試合後、スタニクも不満を露わにした。
アストロズのスタニクが同点の8回2死二、三塁でボークを取られて敗戦
米大リーグのアストロズが24日(日本時間25日)、よもやの“決勝ボーク”で敗れる波乱が起きた。敵地ドジャース戦の7-7で迎えた2死二、三塁から投手のスタニクがボークを取られ、三塁走者が生還。これがそのまま決勝点となり、監督は激怒した。試合後、スタニクも不満を露わにした。
問題となったのは8回だ。7-5とリードしたアストロズは救援右腕アブレイユが打ち込まれ、同点に追いつかれた。1死二、三塁からマウンドを託されたスタニクは空振り三振で2死までこぎつけ、打者ロハスに対し、フルカウントとした。しびれる場面。ここでスタニクはいったんマウンドを外した。直後だった。審判がボークを宣告。スタニクは呆然とした様子で両手を広げて抗議し、ベンチのベイカー監督もベンチを叩いて激怒した。
三塁走者が生還し、勝ち越しとなったドジャースの地元ファンはお祭り騒ぎ。この1点がそのまま決勝点となり、アストロズは不本意な形で星を落とした。米ファンの間では「ドジャースファンだけど、あれはボークじゃないと思う」「今季最悪の判定だ」「審判が試合を破壊している」と厳しい声が寄せられたが、スタニク本人もやはり憤りを隠せない様子だ。
米テキサス州地元紙「ヒューストン・クロニクル」のアストロズ番マット・カワハラ記者のツイートによると、ベイカー監督はスタニクのボークについて審判団から説明はなかったといい、スタニクは「彼(塁審)は俺が足を動かしたと言った。マウンドを外したんだから当たり前だろ」と語ったという。当人からすれば理解のできないボーク判定に納得がいかないようだ。
(THE ANSWER編集部)