一人で投げ抜いた上野由岐子を米指揮官は大絶賛「素晴らしいとしか言いようがない」
2年後にはさらに充実した布陣に?
一方で2年後の東京オリンピックへ向けても、自国に大きな手応えを感じ取っている。
「一度オリンピックからソフトボールが抜けたよね。だけど、2016年にソフトボールがもう一度競技に戻ると信じてチームを作ってきたんだ。努力が報われたと思っている。16年の世界選手権も勝つことができた。今回も勝つことができて、いい経験を積めたんだ。ベテラン選手だけに頼るのではなくて、若い選手にフォーカスして作ってきた」
エースで2008年の北京五輪を経験した33歳のエース、モニカ・アボット以外は、ほとんどの選手が20代半ばで構成されている。この日、先発した26歳のケイラニ・リケッツ投手ら、2年後にはまさにピークを迎えそうな面々がそろっている。さらには今後試したい選手もいるという。
日本は今大会で米国と2度対戦して2敗。どちらもタイブレークの末の敗戦で実力差は紙一重だが、今後この差は開きかねない。2020年、立ちはだかる壁はやはり高く、分厚い。
(THE ANSWER編集部)