大谷翔平の「大いに忘れられている酷かった経験」 元相棒が回顧「投手でうまくいかなくても…」
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は21日(日本時間22日)、本拠地ドジャース戦に「2番・投手兼DH」で先発出場。打線の援護がなく3敗目(6勝)を喫したが、7回1失点12奪三振と快投した。米メディアは「ショウヘイ・オオタニがいかに投手としてさらに良くなっているか」と題する特集記事を掲載。「MLBで投手として初めての経験は酷かった」として、当時の“相棒”が「投手としてうまくいかなかったら……」と考えた逸話を紹介している。
当時の先発捕手のマルドナード「いつでも左翼やDHでプレーできる」
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は21日(日本時間22日)、本拠地ドジャース戦に「2番・投手兼DH」で先発出場。打線の援護がなく3敗目(6勝)を喫したが、7回1失点12奪三振と快投した。米メディアは「ショウヘイ・オオタニがいかに投手としてさらに良くなっているか」と題する特集記事を掲載。「MLBで投手として初めての経験は酷かった」として、当時の“相棒”が「投手としてうまくいかなかったら……」と考えた逸話を紹介している。
今季ここまでメジャートップの被打率.179、リーグトップの奪三振率11.83を記録するなど、球界を代表する投手の1人となった大谷だが、メジャーでの第一歩は華々しいものではなかった。米スポーツ専門局「ESPN」の特集では「今となっては大いに忘れられているが、ショウヘイ・大谷のメジャーで投手として初めての経験は酷かった」と表現している。
2018年の開幕前。先発したオープン戦2試合で8つのアウトを奪うまでに9失点を喫し、メキシカンリーグの球団との非公式のエキシビションでも6失点と乱調だったことに記事は言及。「当時のエンゼルスの先発捕手だったマーティン・マルドナードにとって最も心配だったのは、彼の球速だった」と、渡米直後は90マイル前半(約144.8キロ~約152.9キロ)しか出ていなかったことにも触れた。
「現在はアストロズに所属するマルドナードは、オオタニの打撃練習で慰めを見つけた」とした同記事は、当時を回顧するマルドナードのコメントを紹介。「ボールがバットからポンポン飛んでいた。もし投手としてうまくいかなくても、彼はいつでも左翼やDHとしてメジャーでプレーできる」と思ったという。
当時の“相棒”の懸念は杞憂に終わり、今となっては球界を代表する投手の1人に。「彼はこのリーグに慣れ、うまくなるためにやらなければならないことに慣れていった。毎年彼は学び続けて、どんどん良くなっているように感じる」と、成長を続ける大谷の姿に感銘を受けているようだ。
(THE ANSWER編集部)