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全米OPでまさかの悲劇 決まったはずのパットが飛び出てボギーに…米同情「許容できない」

18日(日本時間19日)まで行われた米男子ゴルフのメジャー大会・全米オープンで、珍事と呼ぶにはあまりに気の毒なシーンが見られた。米国のアマチュア選手がパットを打ち、一度はカップインしたと思われたボールがなぜか飛び出し、スコアを落とすという出来事があった。公開された実際の映像には米ファンの同情が集まっている。

全米オープンに出場したゴードン・サージェント【写真:ロイター】
全米オープンに出場したゴードン・サージェント【写真:ロイター】

全米オープンで見られた珍事

 18日(日本時間19日)まで行われた米男子ゴルフのメジャー大会・全米オープンで、珍事と呼ぶにはあまりに気の毒なシーンが見られた。米国のアマチュア選手がパットを打ち、一度はカップインしたと思われたボールがなぜか飛び出し、スコアを落とすという出来事があった。公開された実際の映像には米ファンの同情が集まっている。

 不思議な軌道で跳ね返った。カップまで70センチほどの距離からのパッティング。ボールはきれいに転がってカップに吸い込まれた……と思われた。しかし、ボールは沈まず、なぜか飛び出してグリーンに逆戻り。そのまま止まってしまった。

 こんな信じられない光景を目の当たりにしたのは、アマチュアのゴードン・サージェント(米国)。最終18番パー4、パーパットの場面だった。米大手放送局「CNN」は「米国のゴルファー、ゴードン・サージェントが日曜日のUSオープンで風変りな出来事の犠牲者になった。2.5フィート(約0.76メートル)のパットがカップから跳ね返って出てきたのだ」と記事で報じた。

 記事内では「彼の印象的な1アンダーの最終ラウンドには、18番ホールの奇妙な瞬間があった。彼の完璧に見えたパットはどういうわけかカップの外に出た」と説明。サージェント自身がホールアウト後に語った「上りのストレートラインの2.5フィートがカップの後ろに当たって、自分のほうに跳ね返ってきたんだ」「しばらく見たことがなかったけど、時にはそんなこともあるよね」といったコメントも紹介した。

 また「大会主催者はその後、この20歳の前にプレーしていたグループによってカップが損傷していたと説明した」とも報じ、CNNの取材に応じた全米ゴルフ協会(PGA)の「前のグループの1人がピンを動かそうとしたときにホールライナーをうっかり調整してしまった」「残念ながら、損傷について私たちは何も知らされていなかった。その後は元の位置に戻された」といった声明も伝えている。

 実際の映像を米スポーツ専門局「CBSスポーツ」のカイル・ポーター記者が自身のツイッターに公開。「これが18番でサージェントに起こった。今日この後のUSオープンの優勝を決めるパットでこれが起こったらと想像してごらん」と投稿した。

 米ファンからは「大惨事だ」「全米ゴルフ協会はこれを早急に直さないと。許容できない」「ワオ。これは正気じゃない」「これはショッキングだ。二度と起こるべきじゃない」「どうしてこんなことが起こるんだ?」「カップが正しくホールに入っていなかったんだ」「こんな跳ね返り今まで見たことない」といった声が多数寄せられている。バンダービルト大に所属するサージェトは4オーバーの39位でローアマチュアに輝いている。

(THE ANSWER編集部)

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