井上尚弥の勝利予想にフルトン怒り 母国選手の勝手な分析は「何でも批判する人の精神だ」
ボクシングの前世界バンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は、7月25日に東京・有明アリーナでWBC&WBO世界スーパーバンタム級2団体統一王者スティーブン・フルトン(米国)に挑戦する。同階級の米国選手が井上の勝利予想を繰り出すと、フルトンは「ヘイター(何でも批判や粗探しをする人)のメンタリティー」と怒りを見せている。
同じ米国選手の予想にフルトン反応
ボクシングの前世界バンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は、7月25日に東京・有明アリーナでWBC&WBO世界スーパーバンタム級2団体統一王者スティーブン・フルトン(米国)に挑戦する。同階級の米国選手が井上の勝利予想を繰り出すと、フルトンは「ヘイター(何でも批判や粗探しをする人)のメンタリティー」と怒りを見せている。
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井上の勝利を予想したのはWBO世界同級2位ライース・アリーム。2021年にWBA同級暫定王座にも就き、16日(日本時間17日)までデビュー20勝(12KO)を誇っていた32歳だ。王座挑戦を見据える中、米専門メディア「ボクシングシーン.com」がアリームの言葉を伝えた。
アリームは井上の挑戦を日本で受けるフルトンに敬意を払いつつ、モンスターの勝利を予想。「イノウエはただただ強すぎるし、爆発的すぎる」「フルトンがイノウエに12ラウンド真っ向からボクシングできるとは思わない。イノウエはとても素早くギャップを埋めることができるし、彼はとても速くて爆発的だ。フルトンは最もビッグなパンチャーというわけではない」などと勝手気ままに予想した。
この報道にフルトンは黙っていられない。ツイッターで記事を引用しながら「アリームはOMDすぎる、ヘイターのメンタリティーだな」と反論した。「OMD」はネットスラングのようで、どうやら「思慮を失っている」「のぼせあがっている」の意味があるようだ。さらに別のツイートでは、アリームに対し「冷静になって自分の試合に集中を」と願うように投稿した。
するとアリームは18日、IBF同級4位サム・グッドマン(豪州)に1-2の判定負け。世界王座を狙っていたが、プロ初黒星を喫し、王座挑戦は大きく遠のいてしまった。
(THE ANSWER編集部)