国内ツアー・ニチレイレディスが開幕

　女子ゴルフの国内ツアー・ニチレイレディスが16日、千葉・袖ヶ浦CC新袖C（6621ヤード、パー72）で開幕した。前日15日に37歳の誕生日を迎えた上田桃子（ZOZO）は4バーディー、ボギーなしの68で回り、4アンダーの7位発進となった。目指していた「大人のゴルフ」の体現に成功。「ボギーもなかったし、100点かなと思います」と満足そうに振り返った。

　序盤は我慢のゴルフが続いた。それでも6番パー3で最初のバーディーを奪うと、後半は17、18番と連続バーディーでフィニッシュ。ホールアウト後の取材で「グリーンを外した2ホールは微妙なパーパットが残ったけれど、それ以外はずっとパーオンしていた」と安定のプレーを振り返った。

　ツアー通算17勝（海外1勝含む）。この日は菊地絵理香、渡邉彩香との「大人な組み合わせ」で淡々とプレーを進められた。上田本人は「歳を取った感じがない。疲れが抜けないなとかそういうのはあるけれど、全然感じない」と実感が沸かない様子だったが、同じ6月15日生まれの福田真未と祝いあい、ともに4アンダーとなった。

　前日の会見で「そろそろ大人なゴルフが出来れば」と誓っていたが、37歳最初の大会で首位・山下美夢有と3打差の好発進。「大人のゴルフ、出来ましたねってキャディーさんに言われました。3日間持ってほしい、とも」と笑顔を見せた。