「1イニング2球で3アウト」のなぜ 米マイナーで史上初の珍事「目撃したことある?」
米大リーグのマイナーリーグで「1イニング2球で3アウト」というリーグ史上初の珍事が発生。それもイニングの途中から救援したわけではなく、先頭打者から2球で3アウトを奪ったという。
イニング途中の救援ではなく先頭から2球でチェンジ、いったいなぜ?
米大リーグのマイナーリーグで「1イニング2球で3アウト」というリーグ史上初の珍事が発生。それもイニングの途中から救援したわけではなく、先頭打者から2球で3アウトを奪ったという。MLB公式サイトの動画紹介コーナー「Cut4」が動画付きで特集し、「1イニング2球でチェンジなんてものを目撃したことはあるだろうか?」と驚きをもって伝えている。
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マイナーリーグ史上初の珍事が生まれたのは、10日(日本時間11日)に行われた1Aの試合、ブレーブス傘下ローマ・ブレーブス―パイレーツ傘下ウェスト・バージニア戦。3-3で迎えた延長10回だった。
史上初のミソとなったのは、マイナーリーグの規定だ。ルール上、延長戦は無死二塁からスタートするのだ。そして、7回から救援していたブレーブスの左腕ヘイデン・ディールはこの回もマウンドに上がる。まずは先頭だ。ミッチェルに初球の変化球を痛烈なライナーではじき返された。これが二塁手の正面を突く。二塁ランナーは飛び出しており、併殺となった。
そして、次打者も初球だ。スタッフォードも強烈な打球を放ったが、これまたサード正面のライナー。あっさりと3アウトとなり、淡々とブレーブスナインはベンチに帰り始めた。しかし、この静けさの中で歴史的快挙が生まれていたのだ。「Cut4」は「ローマ・ブレーブスのヘイデン・ディール、マイナー史上初の2球で3アウト」と見出しを打って特集している。