敵地レンジャーズ戦で19＆20号本塁打、リーグNo.1に

　米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は12日（日本時間13日）、敵地レンジャーズ戦に「2番・DH」で先発出場し、7回の19号同点ソロ＆延長12回の20号決勝2ランで、9-6の逆転勝ちに貢献した。本塁打数はヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手の19本を一気に抜き、ア・リーグ単独トップに浮上。V弾について、敵地メディアからは「まあ、オオタニは2年目のリリーフ相手にはやっちゃうよね」と清々しいまでの脱帽の声が上がった。

　大谷一人に首位レンジャーズがしてやられた。7回に中堅左へ飛距離459フィート（約139.9メートル）という特大の19号同点ソロを放った大谷。タイブレークで無死二塁から始まる延長戦の12回先頭、前のイニングから5番手で投入された左腕レイガンズに対し、逆方向の左翼席に突き刺す20号決勝2ランを放った。米メディアを騒然とさせたが、それはレンジャーズの地元メディア関係者も同じ。大谷が勝ち越し20号を放って以降、ツイッター上では驚きの声が続々と上がった。

　米テキサス州地元局「バリー・スポーツ・サウスウェスト」のレポーターのアビー・ジョーンズ氏は「ショウヘイ・オオタニは信じられない。今夜、2本目の本塁打……。2ランをかっ飛ばし、12回にエンゼルスにリードをもたらした」と速報した。

　地元紙「ダラス・モーニング・ニュース」のショーン・マクファーランド記者は「コール・レイガンズVS惑星最高の野球選手は上手くいかなかった。ショウヘイ・オオタニが今夜2本目の本塁打をレフトへ」とお手上げ状態。同じくMLB公式サイトのレンジャーズ番ケネディ・ランドリー記者も「まあ、ショウヘイ・オオタニは2年目の25歳リリーフ投手相手にはこれをやっちゃうよね」と昨年メジャーデビューしたばかりの若手を圧倒した力の差に、脱帽するしかない様子だった。