「失格に相当しない」「不可解」 加藤未唯失格、欧州メディアも報じた擁護の声と相手ペア炎上
テニスの4大大会・全仏オープンの混合ダブルスで優勝した加藤未唯(ザイマックス)。女子ダブルス3回戦での失格劇を乗り越え、ティム・プッツ(ドイツ)とのペアで自身初の4大大会制覇を成し遂げた。一方で、加藤の失格を主張した相手ペアには批判の声も。オーストリアメディアも、ファンの厳しい意見を伝えている。
オーストリアメディアは海外ファンの声を紹介
テニスの4大大会・全仏オープンの混合ダブルスで優勝した加藤未唯(ザイマックス)。女子ダブルス3回戦での失格劇を乗り越え、ティム・プッツ(ドイツ)とのペアで自身初の4大大会制覇を成し遂げた。一方で、加藤の失格を主張した相手ペアには批判の声も。オーストリアメディアも、ファンの厳しい意見を伝えている。
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加藤はアーディラ・スーチャディとのペアで出場した4日の女子ダブルス3回戦、第2セット途中のプレーが途切れたタイミングで相手コートに返球。これがボールガールに直撃した。ボールガールは涙。加藤は歩み寄って謝罪し、一度は警告と判断されたが、対戦相手が執拗に抗議。最終的に裁定が変わり、失格となった。
涙した加藤は、後に自身のツイッターで賞金とポイントが剥奪となったことを伝えた。一方で相手のサラ・ソリベストルモ(スペイン)、マリエ・ブズコバ(チェコ)には批判が殺到していた。2人の出身地と同じ欧州に属するオーストリア大衆紙「Heute」は、記事で「カトウの投稿にはファンから『気を落とさないで』や『失格は取り消すべき。アクシデントなのだから』『失格には相当しない』といったコメントが寄せられた」と加藤への擁護の声が多かったことを伝えた。
失格判定については、欧州スポーツ専門局「EUROSPORT」の解説者であるドイツ男子のレジェンド、ボリス・ベッカー氏が「審判の行き過ぎた判断だ」などと苦言を呈していたことを伝えたほか、「ファンにとっては、この決定は不可解に映った。(フランス人)選手のアリーゼ・コルネはカトウについて『クレイジーな決定。本当にかわいそう』と言った」とも記した。
ブズコバとソリベストルモに関しては、SNSが炎上していると伝えた。「2人が(加藤の失格判定が下される前に)笑顔で写っている画像には『なんという恥ずかしい行動。とんでもない醜態だ!』というコメントがついていた」と紹介。さらにブズコバのSNSコメントには「二度と勝てないことを願います」「嘘ついて勝って嬉しいんですか?」「見苦しい負け犬」と厳しい声が寄せられていると報じた。
(THE ANSWER編集部)