渋野日向子「ダッセェなと思う」 2年ぶり国内2戦連続の予選落ち、2度の痛恨ダボで沈む
女子ゴルフの国内ツアー・宮里藍サントリーレディス第2日が9日、兵庫・六甲国際GC(6513ヤード、パー72)で行われた。24位で出た今季国内2戦目の渋野日向子(サントリー)は3バーディー、2ボギー、2ダブルボギーの75で回り、通算1オーバーの80位で予選落ち。所属先の大会で結果を残せず、ラウンド後は悔しさを滲ませながら「ダッセェなと思う」と自らを責めた。観衆は3327人。
宮里藍サントリーレディス第2日
女子ゴルフの国内ツアー・宮里藍サントリーレディス第2日が9日、兵庫・六甲国際GC(6513ヤード、パー72)で行われた。24位で出た今季国内2戦目の渋野日向子(サントリー)は3バーディー、2ボギー、2ダブルボギーの75で回り、通算1オーバーの80位で予選落ち。所属先の大会で結果を残せず、ラウンド後は悔しさを滲ませながら「ダッセェなと思う」と自らを責めた。観衆は3327人。
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渋野は厳しい展開が続いた。3番でバーディーを奪ったが、苦難は163ヤードの6番パー3。第1打を右バンカーに入れ、第2打も奥のバンカーに突っ込んだ。3オン2パットのダブルボギー。カットラインを1打上回っていたが、9番パー4もグリーンに乗せるまで3打を擁した。50センチほどのボギーパットを決め切れず3パットのダボ。一気に予選落ち圏内に転落した。
148ヤードの11番パー3はピンそば50センチにピタリ。バーディーを奪い返したが、13、14番の連続ボギーで予選通過には3打差とした。16番はパットをねじ込んでバーディー。17番の長いバーディーパットを決めにいったが、カップに蹴られて肩を落とす。グリーン周りのギャラリーからため息が漏れた。終盤はドライバーを振りちぎって奮闘。懸命に戦ったが、今季国内2戦目は2日間で幕を閉じた。
ラウンド後の取材では「悔しいしかない。ショットもボロボロでしたし、グリーン上もダメだったし、いいところなしだった。また次頑張ります」と気丈にコメント。所属先の大会で伸ばせず、自分に対し「初日に上にいた分、ダッセェなと思う」と語り、「昨日よりもギャラリーさんもたくさんいたし、凄く申し訳ない」と悔しさを滲ませた。
今季国内初戦となった3週前のブリヂストンレディスでは左手を痛めており、思うように調整できず。18年のプロテスト合格後、自身国内ワースト102位での予選落ち。海外メジャー1勝、国内ツアー通算6勝だが、優勝は2021年10月から遠ざかり、国内ツアーの2戦連続予選落ちは2020-21年統合シーズンの開幕戦以来、約2年ぶり3度目となった。
スイングの完成を目指し、「このままやらざるを得ない。しっかりものにしないといけない」と言及。左手の故障も上向きで「振れるということは練習できるということ。直すところは伸びしろと思ってやりたい」と成長を誓った。
オフには3年ぶりに青木翔コーチに師事。2020年2月にサントリーと所属契約したが、コロナ禍による中止や米ツアー出場が続いたため、今年が所属契約後で初出場だった。今後は22日開幕のKPMG全米女子プロ選手権、全米女子オープンの海外メジャー2連戦を予定。8月の海外メジャー・AIG女子オープン(全英女子)にも出場する。
次の日本ツアーは11月、日米共催のTOTOジャパンクラシックを想定。「まだ出られる位置ではないので、向こうでそうとう頑張らないといけない。もちろん、頑張ります。メジャーも迫っている」と前を向いた。
(THE ANSWER編集部)