自己ベスト直後にライバル女王が日本新、23歳高島真織子の清々しい涙「目の前で跳ばれて…」
ライバルたちにリスペクト「存在が凄く大きい」
福岡市出身。中学までバレーボールをしていたが、兵庫・市西宮高から陸上に転向した。福岡大を経て九電工で社会人2年目を過ごす。この種目では昨年から森本と今大会3位の船田茜理が14メートルに届くかというところで争っていた。今季の高島は自己ベスト連発で成長を実感していた。「14メートル台は誰よりも早く跳びたいなと決めてやってきた」。割って入らんとしたところで突き放された。
「本当に悔しい気持ちでいっぱい」と涙は止まらない。しかし、ライバルたちの存在には心から感謝した。
「凄く大きいですね。やっぱり自分一人だったら、今の記録でも満足してしまっているところがあると思う。そういった意味では、先をどんどん行ってくださる森本さん、船田の存在が凄く大きい。自己ベストが出ても、そこに甘んじることなくしっかり練習に取り組める。そういったところでは本当に大切な存在だなと思います」
174センチ、長い手足を生かしたジャンプは魅力的。清々しく涙を拭い、再出発を図る。
(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)