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サニブラウン「スイッチ入ってない」 10秒13で軽々と予選突破「明日から入れていこうと思う」

8月のブダペスト世界陸上などの代表選考会を兼ねた陸上・トラック&フィールド種目の日本選手権第3日は3日、大阪・ヤンマースタジアム長居で行われた。男子100メートル予選では、昨年オレゴン世界陸上男子100メートルで日本人初の決勝進出を果たした24歳のサニブラウン・ハキーム(東レ)が、10秒13(追い風1.2メートル)の組1着。1年ぶりの国内凱旋レースで準決勝進出を決めた。4日に準決勝と決勝が行われる。

日本選手権男子100メートル予選で10秒13の組1着だったサニブラウン・ハキーム【写真:奥井隆史】
日本選手権男子100メートル予選で10秒13の組1着だったサニブラウン・ハキーム【写真:奥井隆史】

陸上・日本選手権

 8月のブダペスト世界陸上などの代表選考会を兼ねた陸上・トラック&フィールド種目の日本選手権第3日は3日、大阪・ヤンマースタジアム長居で行われた。男子100メートル予選では、昨年オレゴン世界陸上男子100メートルで日本人初の決勝進出を果たした24歳のサニブラウン・ハキーム(東レ)が、10秒13(追い風1.2メートル)の組1着。1年ぶりの国内凱旋レースで準決勝進出を決めた。4日に準決勝と決勝が行われる。

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 サニブラウンが帰ってきた。号砲とともに勢いよくスタート。中盤までのびやかに加速し、先頭に出た。最後は流し気味でフィニッシュ。息を切らしながら取材エリアで感触を明かした。

「いい刺激だった。コーチには最初の40メートルをしっかりやって、あとはリズムでいいよと言われていた。今日は刺激(を入れるため)の日ですね。昨日は軽めに刺激を入れて、悪くはない。明日からは上げていければ」

 5大会連続の世陸切符がかかる今大会。ワールドランキング対象のレース数を満たしていないが、昨年世界陸上で日本人最上位の7位入賞だったため、今年の参加標準記録10秒00をクリアした時点で代表内定する。今大会は100メートルのみの出場で、同種目2連覇&4度目の優勝がかかっている。

 昨年7月のオレゴン世界陸上は予選で9秒98をマーク。向かい風0.3メートルながら自己ベスト9秒97を出した19年6月以来、自身3度目の9秒台だった。さらに準決勝は10秒05(向かい風0.3メートル)で同種目日本人初の決勝進出。1983年から始まった世界陸上で歴史的快挙を達成し、決勝は10秒06(向かい風0.1メートル)の7着だった。

 サニブラウンは4月末に米国の100メートルで今季初レースを迎え、10秒13(追い風参考2.3メートル)、その後は10秒16(追い風参考2.9メートル)。5月30日に帰国し、今大会に臨んだ。時差ボケはないそうで、昨夜は午後9時半に就寝し、朝8時起床。「明日から上げていければ。3戦目ですし、ここからですね。まあまあOKじゃないですか。40メートルからただただ走っていたけど、スイッチが入っていない。明日から入れていこうと思う」と力を込めた。

(THE ANSWER編集部)


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