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藤浪晋太郎が「ストライクを投げたことは明るい材料」 防御率12.19&6敗目も元MLB選手が擁護

米大リーグ・アスレチックスの藤浪晋太郎投手は2日(日本時間3日)、敵地マーリンズ戦にオープナーとして先発し、1回2安打2失点で6敗目を喫した。2ランを浴びて役目を果たせず。それでも球団OBの解説者は「不運でした」と擁護。防御率12.19となったが「彼がストライクを投げていたことは明るい材料」とも評価している。

マーリンズ戦で6敗目を喫したアスレチックスの藤浪晋太郎【写真:ロイター】
マーリンズ戦で6敗目を喫したアスレチックスの藤浪晋太郎【写真:ロイター】

初のオープナーで2ラン被弾し6敗目

 米大リーグ・アスレチックスの藤浪晋太郎投手は2日(日本時間3日)、敵地マーリンズ戦にオープナーとして先発し、1回2安打2失点で6敗目を喫した。2ランを浴びて役目を果たせず。それでも球団OBの解説者は「不運でした」と擁護。防御率12.19となったが「彼がストライクを投げていたことは明るい材料」とも評価している。

 初のオープナー起用となった藤浪。先発マウンドは4月22日以来だった。簡単に2死までこぎつけるも、3番デラクルスに中前打を浴びて出塁を許し、続くサンチェスには初球99マイル(約160キロ)の速球を左越え2ランとされてしまった。100マイル(約161キロ)を超える速球も投げ込んだが、結果を残せず1回でマウンドを降りた。

 防御率は12.19に悪化し、苦しい数字になっている藤浪。米カリフォルニア州地元局「NBCスポーツ・ベイエリア」では、試合中継後の番組「ポストゲーム・ライブ」で解説のシューティ・バビット氏が投球を振り返った。

 現役時代、アスレチックスでプレーしているバビット氏は、藤浪の被弾について「不運でした。先発投手はすぐにストライクゾーンへの制球を確立したいもの。特にストレートです。フジは制球に少し苦しんでいます。99マイルをストライクゾーンに投げ込みましたが、多くの場合、打者は振ってこない状況でした」と擁護した。

 打ったサンチェスの心理について「積極的で、カウントが不利になれば厳しい球が来るのは分かっていたので、打てそうな球がすぐに来るのを待っていました」と初球打ちに繋がったことを指摘。「マーリンズに脱帽しなければいけません。しっかりとプランを立ててそれを遂行しました」としたうえで、「フジにとって不運だったのは投球が彼らが打てる位置に行ってしまったこと。しかし、彼がストライクを投げていたことは明るい材料。ここから積み上げていける」と四死球ゼロで制球に苦しまなかったことを前向きに評価していた。

(THE ANSWER編集部)


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