米国の自動車レースであわや大惨事 客席方向へ吹っ飛ぶタイヤに海外戦慄「もし直撃したら…」
世界3大自動車レースの1つ、伝統のインディアナポリス500マイル(インディ500)決勝が28日(日本時間29日)に、米インディアナポリス・モーター・スピードウェイで行われたが、あわや大惨事のシーンが起きた。200周で争われたなか、今年はレース終盤にクラッシュが多発。マシンのタイヤが吹っ飛び、フェンスを越えてコース外へ飛び出す恐怖の瞬間に、米ファンからは「見ていて恐ろしい」「負傷者が出なかったのはすごい奇跡」などの声が上がった。
インディ500で起きた、あわや大惨事のクラッシュ
世界3大自動車レースの1つ、伝統のインディアナポリス500マイル(インディ500)決勝が28日(日本時間29日)に、米インディアナポリス・モーター・スピードウェイで行われたが、あわや大惨事のシーンが起きた。200周で争われたなか、今年はレース終盤にクラッシュが多発。マシンのタイヤが吹っ飛び、フェンスを越えてコース外へ飛び出す恐怖の瞬間に、米ファンからは「見ていて恐ろしい」「負傷者が出なかったのはすごい奇跡」などの声が上がった。
一瞬の出来事に戦慄が走った。185周目、フェリックス・ローゼンクビストのマシンが壁に接触し、コントロールを失ってスピンしたところへ、後方から来たカイル・カークウッドのマシンが突っ込んでしまう。このクラッシュで、カークウッドの左リアのタイヤが宙を舞い、高いフェンスを越えてコース外へ。スタンドには多くの観衆が詰めかけており、あわや大惨事の場面となったが、タイヤは間一髪、スタンドの脇へと抜けていった。
クラッシュしたカークウッドは、そのまま激しく壁に打ちつけられマシンがひっくり返る状態に。車体は大きく損傷したものの、その後救出されたカークウッドは自ら立ち上がり、左手を上げた。
米ニュースサイト「ビジネス・インサイダー」は「インディ500でクラッシュによってタイヤがコース外に飛び、辛うじて客席からは外れたが、駐車中のセダンに激突。過去には脱輪で観客が死亡」と報道。インディ500では「脱輪したタイヤが飛んだことで過去に少なくとも2人死亡している」と伝えている。
また、このクラッシュシーンを米放送局「NBC」モータースポーツ専門YouTubeが公開。コメント欄ではファンから、タイヤがわずかに客席を逸れたことと、ドライバーが無事だったことに、安堵の声が上がっている。
「もし客席を直撃していたら死者が出ていただろう。幸運だった」
「タイヤがスタンドの間を抜けて行ったのは本当に幸運」
「みんな無事で良かった」
「見ていて恐ろしい。みんな大丈夫で良かった」
「車体が逆さまになっているのが恐ろしい。ドライバーも無事でなにより」
「客席の間を飛んでいくのが怖い」
「負傷者が出なかったのはすごい奇跡だよね。神よ、ありがとう」
終盤にクラッシュが続いた今年のインディ500は、最終的にジョセフ・ニューガーデンが初優勝。自身3度目の優勝を目指した46歳の佐藤琢磨は7位だった。
(THE ANSWER編集部)