早田ひなに敗れた中国選手が強調 マッチポイント9度逃した敗因「私の心の状態が問題だった」
卓球の世界選手権個人戦が26日、南アフリカ・ダーバンで行われ、女子シングルス準々決勝では世界ランク10位の早田ひな(日本生命)が同3位の王芸迪(中国)に4-3で勝利した。準決勝進出を決め、メダル確定で涙。敗れた王は「早田選手は自分の力をとてもうまく発揮した」「私の心の状態が問題でした」と語った。
早田ひなが世界卓球メダル確定
卓球の世界選手権個人戦が26日、南アフリカ・ダーバンで行われ、女子シングルス準々決勝では世界ランク10位の早田ひな(日本生命)が同3位の王芸迪(中国)に4-3で勝利した。準決勝進出を決め、メダル確定で涙。敗れた王は「早田選手は自分の力をとてもうまく発揮した」「私の心の状態が問題でした」と語った。
涙の金星だった。早田は王に9度のマッチポイントを握られながらも、耐え続けた死闘。世界大会の個人戦で中国選手を破る歴史的な快挙だった。男女ともに今大会シングルスで4強入りしたのは、早田以外は全て中国選手。王は卓球王国・中国の牙城を崩される敗戦となった。
ワールドテーブルテニス(WTT)のWEIBO公式アカウントは、試合後の王のインタビュー動画を公開。「今日の試合は、全体的に見て、自分としてはまずまず普通に力が出せていたと思います。ただ、試合の中で少し緊張してしまい、そのためにあまりスムーズに試合を進めることができなかったと思います」と振り返り、こう続けた。
「ミスが多くなりました。特に第7ゲームでは、自分も心理状態に少し変化が生まれて、あれだけ多くのチャンスを失ったのは、やはりあのゲームでは慎重になりすぎた部分があったと思います。
振り返ってみると、心の状態は確かに変動が大きく、動じない、揺るがない気持ちではなく、浮き沈みがかなりありました。ですから、全体としてはやはり心理的な状態が問題だったと思います。緊張すると、自分の力もうまく発揮できませんから、相対的にレベルが低くなっていたと思います」
さらに勝った早田について、「それに、早田選手も今日は自分の力をとてもうまく発揮していました」と賛辞。その上で「やはり私の心の状態が問題でした」とコメントし、あくまで敗因は自身にあると強調した。
早田は27日の準決勝で世界ランク1位の孫穎莎(中国)と対戦する。
(THE ANSWER編集部)