大谷がWBCで不在…デビッドソンが「100回は見た」映像とは

　さらに記事では、今季からスイーパーを取り入れている救援投手タッカー・デビッドソンの談話も紹介した。スプリングトレーニングの時点では不完全な状態だったが、助言を得ようにも大谷はWBCで不在。そこで、デビッドソンはWBC期間中に大谷がダルビッシュにスイーパーの握りを見せるやり取りの映像をチェック。「カチッと来た」という。

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「たぶんそれを100回は見たよ。自分の手で感じてみて、『OK、これが自分が目指していたものだ』と思った。そこからはマッスルメモリーのようなもので、組み入れ始めることができたんだ」

　大谷を参考に投じているデビッドソンのスイーパーは、投球割合8.5％と高くはないものの「他のどの球種よりも高い空振り率を記録している」と紹介されている。また、現在はマイナー落ちしているものの、ワンツは「僕は彼に『ヘイ、どうやって持っているの？』と尋ねているんだ。『親指はどこに置いてる？　他の指はどこに？　どんなことを考えている？』って。彼は間違いなくここまでの僕を助けてくれているよ」と感謝を口にしている。

　大谷のスイーパーについて、その強力さを知る一人が主砲のマイク・トラウト。WBC決勝では9回2死で大谷と対戦し、スイーパーで空振り三振に仕留められている。ワンツは「僕たちはまた、マイク・トラウトが自分たちのチームにいることでも恵まれている。野球史上最高の打者の1人だ。彼に尋ねているんだ。『あのスイーパーについてどう思う？』って。彼は打つのが一番難しい球だと言っていた。ただただあの変化があるからね」とも語っている。