大谷翔平の底知れぬ体力と準備に感銘 「私は登板後3、4日は…」219勝大投手が実体験から絶賛
ペドロ氏「彼が使わないといけないエネルギー量は現実離れ」
これを受け、プリーサック氏も前回15日(日本時間16日)の7回5失点だったオリオールズ戦を例に出し、「100球近く投げて、何本か本塁打を許し、失点を許しました。降板したと思ったら、重要なヒットを打つんです。降板した後に、決勝点を挙げるのです。あなた(ペドロ)は分かるでしょう」と投げかけ、続けた。
「ピッチングにかなり集中した後、降板してダグアウトに座ったら、今日はここまで、と深くひと息つくものです。彼はそこからまた打席に立たなければいけません。完全にリラックスすることはできません。登板した後にも、打席に立って世界最高級の投手と対戦しないといけませんから。エンゼルスは彼に打席に立って重要な一打を打つことを求め、しかも彼はそれをやってしまうのです。どうやってやっているのか分かりません」
ペドロ氏もこれに同調。「ピッチングはかなりのエネルギーを使います。先発するときはやるべきことにかなり集中しなければいけません。オリオールズ戦のように、苦労しながらも投げ抜かないといけないのです。そこで終わらないのです。完璧な球を投げ、試合をうまく切り抜けるために全てのエネルギーを費やします。オリオールズのようなチームはあなたの頭を悩ませます。ヤンキースも、ブルージェイズも」と強敵相手にやってのけていることに驚いた。
その上で、ペドロ氏は「彼はそんなチームを相手に7回、8回戦わなければいけません。そして、すぐにダグアウトに行ってバットをつかみ、ベースを走り回り、投手が何を投げようとしているのか読まないといけません。彼が使わないといけないエネルギーの量は現実離れしています」と唸っていた。
(THE ANSWER編集部)