吉田正尚に下された「野球で最もイラ立たしいルール」 不運な守備妨害判定に地元解説者は同情
米大リーグ・レッドソックスの吉田正尚外野手は19日(日本時間20日)、敵地パドレス戦に「5番・DH」で先発出場し、4打数1安打で6-1の勝利に貢献した。8回の第4打席では投手へのボテボテのゴロで激走。内野安打かと思われたが、一塁送球が吉田の背中に当たり、守備妨害でアウトと判定された。地元放送局の解説者は「これは野球の中で最もいら立たしいルールの一つ」「どうやって走ればいいんだ?」と吉田に同情した。
内野安打かと思われたが、送球が背中に当たり…
米大リーグ・レッドソックスの吉田正尚外野手は19日(日本時間20日)、敵地パドレス戦に「5番・DH」で先発出場し、4打数1安打で6-1の勝利に貢献した。8回の第4打席では投手へのボテボテのゴロで激走。内野安打かと思われたが、一塁送球が吉田の背中に当たり、守備妨害でアウトと判定された。地元放送局の解説者は「これは野球の中で最もいら立たしいルールの一つ」「どうやって走ればいいんだ?」と吉田に同情した。
吉田が不運に見舞われた。8回1死走者なしの場面。吉田がフルスイングした打球は一塁線へのボテボテのゴロとなった。救援左腕のコスグローブが駆け出して捕球すると、すぐさま一塁へ送球。ボールは全力疾走する吉田の背中に当たり、ファウルゾーンへと転がった。内野安打かと思われたが、球審が守備妨害をコール。吉田はアウトと判定された。
試合を中継していた米マサチューセッツ州地元局「ニューイングランド・スポーツ・ネットワーク」の解説者ケビン・ユーキリス氏はこの判定に対し、「これは野球の中で最もいら立たしいルールの一つだ」と声を上げた。
「一塁へと走っていく中で、ある地点を過ぎるともうどうすることもできない。彼は文字通りファウルラインの上を走っていた。一塁までどうやって走ればいいか分からないよ。これをすることなく一塁までどうやって走ればいいんだ?」と吉田の走路は仕方がなかったとの見解を示した。
メジャー通算1053安打を誇り、2014年には楽天でもプレーしたユーキリス氏。ヒットを1本逃した吉田に「これは不運なやつだ」と同情していた。
(THE ANSWER編集部)