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陸上セイコーGGPに100m世界王者カーリーが参戦 自己ベストは9秒76「速いレースを期待してくれ」

陸上のセイコーゴールデングランプリ(GGP)が21日、神奈川・日産スタジアムで行われる。20日は会場で一部選手が会見。自己ベスト9秒76の昨年オレゴン世界陸上男子100メートル王者フレッド・カーリー(米国)らが心境を明かした。

陸上のセイコーゴールデングランプリの会見に出席したカーリー(中央)と坂井隆一郎(右)と柳田大輝【写真:浜田洋平】
陸上のセイコーゴールデングランプリの会見に出席したカーリー(中央)と坂井隆一郎(右)と柳田大輝【写真:浜田洋平】

21日セイコーGGPへ会見

 陸上のセイコーゴールデングランプリ(GGP)が21日、神奈川・日産スタジアムで行われる。20日は会場で一部選手が会見。自己ベスト9秒76の昨年オレゴン世界陸上男子100メートル王者フレッド・カーリー(米国)らが心境を明かした。

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カーリー
「明日は良いレース、速いレースを期待してください。いかにプランを実行するか。予定通りにできれば速いタイムが出ると思う。最大の目標は8月のブダペスト世界陸上。そこまでのレースは小さなステップを踏んで、正しい動き、計画通りのレースを実行するだけだ。陸上における動き、フォームを正しい形で完璧に実施する必要がある。スタートから途中、フィニッシュまですべての動きを完璧にできれば速いレースができる。

 ブダペスト世界陸上で100メートル、200メートルどちらも金メダルを獲りたい。コーチの話も聞いて、すべて計画を遂行すればできると思う。トレーニング全体がうまくいっている。順調に進んでいるので、明日に向けてもしっかりできている」

坂井隆一郎(大阪ガス、昨年世界陸上100メートル準決勝進出)
「調子が上がってきているので自己ベストに近い走りができると思う。順位とタイムにこだわりたい。僕の武器はスタート。スタートから中間では先に出られるように意識しているのでそこを見てもらえれば。最近は後半も落ちずに走れていると思うので、そこも見ていただければいいなと思う。

(9秒台を出すために)スタートに関しては今年も磨きをかけてきた。スタートから中間でしっかり良い流れに乗ることができれば9秒が出ると思う。冬季もスタート練習、最大スピードを出す練習をした。風やコンディションが噛み合えば9秒台を出せると思う。(カーリーには)去年の世界陸上準決勝で一緒に走って、思っていたより早く追いつかれて追い抜かれた。どこまでくらいつけるかわからないけど、多く差を維持できるように頑張りたい」

柳田大輝(東洋大、昨年世界陸上男子4×100メートルリレー代表)
「出るからにはベストを出したい。疲れはあったので出場を迷っていたけど、自分の意思で出ると決めたからには疲労は言い訳。やれることをやってベストの走りをしたい。レベルの高いレースを経験しておけば、日本選手権までに経験を積める。そういう意味で出場を決めました。(高校生で初出場の大会でカーリーとの対戦は)あっという間に時がたったのが正直なところ。この3年間で陸上が好きでもっと速く走りたいという一心でやってきた。こうして世界を代表するスプリンターと同じ舞台に立てて頑張ってきた成果が出ていると思う」

ケルシー・リー・バーバー(オーストラリア、昨年世界陸上女子やり投げ金)
「今大会に参加できて非常に嬉しいです。記録はいくつ投げられるか難しいけど、いつもキタグチ選手と試合をすると素晴らしい戦いになる。それによっていい記録が出れば。日本人選手と世界大会で戦うけど、近年は日本人の層の厚さが証明されている。その一人がキタグチ選手。オーストラリアとは遠くないのでここで一緒に戦えるし、表彰台をシェアできる。非常に苦しい練習を重ねるけど、それでいい結果を出せる。これからも切磋琢磨できれば」

王嘉男(中国、昨年世界陸上男子走り幅跳び金)
「こんにちは、まず大会に招待してもらえて非常に感謝しています。明日はシーズン初の屋外の試合です。トレーニングの成果を確認して、各国のアスリートといいパフォーマンスを出せるようにしたい。近年日本人選手とよく戦います。アジア大会、ユース選手権などでもともに戦いました。18年アジア大会は日本人選手もメダルを目指して頑張っていた。互いに競う対象として一緒に戦いたい。今年の広州アジア大会でもまた試合ができることを期待しています」

ウ・サンヒョク(韓国、昨年世界陸上男子走り高跳び銀)
「(日本語で)はじめまして、私の名前はウ・サンヒョクです。(以降は韓国語で)先週は韓国で自己記録を更新して2メートル32でした。その勢いを持って明日の大会も自己記録を更新したい。2メートル37を目指したいです。世界陸上で日本人選手と一緒に戦うことはよくありました。2週間前のダイヤモンドリーグでも戦いました。同じアジア人として時にはとても励みになるし、時には相手として意識することもあります。それを互いに励みにしていい成績を残したい。走り高跳びでアジア選手が上にいくことはあまりないので、日本の選手と一緒に跳べることが励みになります」

(THE ANSWER編集部)


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