ダルビッシュの牽制で絶体絶命の一塁走者 まさかの動きからの神回避に反響「走塁はアートだ」
米大リーグ・パドレスのダルビッシュ有投手は17日(日本時間18日)、本拠地ロイヤルズ戦に先発したが、5回1/3を投げて6安打4失点でチームは3-4で敗れ、3敗目を喫した。6回に崩れて今季3勝目を逃す形となったが、4回にはまさかの珍プレーが発生。牽制球で完全にアウトにしたと思われたものの、一塁走者の巧みな技でまさかのセーフ。MLBが公開した動画に、米ファンから「ナイスな動き」「何て怠慢なプレー」といった反響が寄せられている。
完全にアウトのタイミングだったが…
米大リーグ・パドレスのダルビッシュ有投手は17日(日本時間18日)、本拠地ロイヤルズ戦に先発したが、5回1/3を投げて6安打4失点でチームは3-4で敗れ、3敗目を喫した。6回に崩れて今季3勝目を逃す形となったが、4回にはまさかの珍プレーが発生。牽制球で完全にアウトにしたと思われたものの、一塁走者の巧みな技でまさかのセーフ。MLBが公開した動画に、米ファンから「ナイスな動き」「何て怠慢なプレー」といった反響が寄せられている。
完全に逆を突いたはずだった。0-0で迎えた4回のロイヤルズの攻撃。ダルビッシュは先頭打者のボビー・ウィットJr.に内野安打を許した。セットポジションに入ったダルビッシュは素早い動きで一塁に牽制。次の塁への意識を見せていたウィットJr.の逆をつき、タイミングは完全にアウトだった。頭から戻ろうとしたウィットJr.はベースのかなり手前でスライディングしてしまい、絶体絶命。しかし、右手をついてから一塁手クロネンワースのタッチをかいくぐるように左手を伸ばして帰塁。セーフの判定でピンチを逃れた。
MLB公式インスタグラムは「ボビー・ウィットJr.がスイミング!」とつづって動画を公開。米ファンからは「手袋してなかったらアウトだった」「一塁手の怠慢プレー」「なんだこれは? 一塁手のなんて怠慢なプレーだ」「ナイスな動き」「数センチの差」「走塁はアートだ」となど、ウィットJr.の技術への称賛とともに、クロネンワースの緩慢なプレーに対する批判的なコメントが集まっている。
このプレーの後、ダルビッシュは後続を遊ゴロ、三振として2死までこぎつけたが、4番メレンデスに適時打を浴びて失点。牽制でアウトにできていればなかった失点だけに、両チームにとって大きなプレーとなった。
(THE ANSWER編集部)