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大谷翔平、サイクル逃すも記録ラッシュ 59年ぶり、MLB史上初、名投手に次ぐ2番目…試合中に続々

米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は15日(日本時間16日)、敵地オリオールズ戦に「3番・投手兼DH」で投打二刀流出場。投手としては3被弾するなど7回4安打5失点も、打っては二塁打が出ていればサイクル安打という大活躍。飛距離139mの衝撃的な3ランを放つなど5打数4安打3打点だった。チームが9-5で勝ち、大谷も5勝目をマーク。サイクル安打こそ逃したが、この試合でも歴史を掘り起こす記録ラッシュとなっていた。

9回の打席で左前打を放つエンゼルスの大谷翔平【写真:Getty Images】
9回の打席で左前打を放つエンゼルスの大谷翔平【写真:Getty Images】

オリオールズ戦に「3番・投手兼DH」の二刀流で出場

 米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は15日(日本時間16日)、敵地オリオールズ戦に「3番・投手兼DH」で投打二刀流出場。投手としては3被弾するなど7回4安打5失点も、打っては二塁打が出ていればサイクル安打という大活躍。飛距離139mの衝撃的な3ランを放つなど5打数4安打3打点だった。チームが9-5で勝ち、大谷も5勝目をマーク。サイクル安打こそ逃したが、この試合でも歴史を掘り起こす記録ラッシュとなっていた。

 序盤に2本の2ランを浴びるなど、投手・大谷は苦しい展開。その雰囲気を一振りで一変したのが打者・大谷だ。4-4の同点で迎えた4回1死一、三塁の第3打席、相手先発ロドリゲスの初球カーブを強振。もの凄い飛距離456フィート(約139メートル)、打球速度114.6マイル(約184.4キロ)の特大3ランを右翼席後方へ打ち込み、悠々とダイヤモンドを一周した。

 この一撃はMLB公式のサラ・ラングス記者がツイッターで伝えたところによると、スタットキャストが導入された2015年以降で投手が放った本塁打としては史上2番目の飛距離だったという(大谷が登板していない時は除外)。投手としての最長飛距離HRは2017年7月5日、ジョン・グレイが記録した467フィート(142.34メートル)。飛距離が出やすいクアーズフィールドで放っていると伝えられている。

 さらに大谷は5回に三塁打を放ってサイクルに王手。米スポーツ専門局「ESPNスタッツ&インフォ」のツイッターは「ショウヘイ・オオタニが先発投手として出場した試合で3安打を記録するのは今季3度目。球団拡張時代(1961年以降)ではこれはシーズン最多タイ」と伝えた。過去には2008年のカルロス・ザンブラーノら3人がマークしているという。

 米データ分析会社「コディファイ・ベースボール」公式ツイッターは「オオタニは今夜、1試合で本塁打、三塁打、単打を打ち、四球を選んだ両リーグ初の投手になった!」と“史上初”の快挙も速報。大谷は9回、快挙はならなかったものの左前打でこの試合5度目の出塁を果たし、ラングス記者は「1試合で投手が5回出塁」したのが1964年9月26日のヤンキースのメル・ストットルマイヤー以来、59年ぶりであることなどを伝えた。

 投手としては5失点だった大谷だが、「ESPNスタッツ&インフォ」のツイッターでは大谷がこの試合でMLB通算400イニングに到達したことを伝え「大谷は、先発投手として最初の400イニングで500奪三振を記録したMLB史上4人目の投手。コービン・バーンズ、ディラン・シーズ、ホセ・フェルナンデスに加わる。オオタニは509三振を記録しており、この中で2番目(バーンズ――539)」とも報じていた。

(THE ANSWER編集部)


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